-
以前、「石井式」という幼児教育の現場にいたことがあります。1~2歳児から漢字を見せて読ませていく独自の方式は、幼稚園の先生などからは「幼児に漢字を読ませるなんて」と非難されがちでしたが、そのコンセプトである「単語を知っていることで、それを見たときに認識でき、感じることができるようになる」というのは、...
-
人間は「目」で見ているものに非常に影響されやすい。 これは日米かかわらず広告を制作する上で最も重要な価値基準で、ライターとしては寂しいものだが、文章よりもデザインの威力がより大きい。より正確に言えば、デザインや色使いは”ドア”であり、そこで目にとまって初めて文章へと歩みを進めてもらえるのだ。もちろん文章も魅力的でなければ、今しがた入ってきたドアからすぐに出ていかれる。しかし、ドアを開けてもらわないことには何も始まらない。 ちなみにこの、広告の重大法則は人間にも当てはめることができる。つまり、男性も女性も異性を瞬時に見た目で判断し、次のステップ(会話、デート)へと進む。あまりにもアホな会話を展開...
-
昔、広告制作を担当させていただいていたお客様で、福岡の手作り美顔サロン花さん、というところがあります。http://www.tedukuribigansaronhana.com/女性のオーナーで、私は「花先生」とお呼びしていましたが、おっとりした優しい方で、お客様は神様だ、言うことを聞け~みたいな方とは正反対の方でした。疑うことを知らない方で、私を信頼して、いつも可愛がってくださいました。だから、私もその信頼に応えようと、必死にがんばったものです。花先生は一日中立って仕事をされていました。全身リンパマッサージなど、力のいる仕事も多くて、きっと大変だろうと私は思いました。あるとき、「全身マッサー...
-
ちょっと前のことですが、世界の有名ブランドが発売している革製品について書く機会がありました。最近、生産業のキーワードはなんといっても「sustainable(持続可能)」で、多くの企業が、自然界から生産材料を枯渇させないよう環境に配慮した生産を行っています。それは革製品にも言えるわけで、多くの有名ブランドが、動物を乱獲せずにsustainableな革であることを牧場まで辿って確認してから製品を作る、ということを始めています。そこで登場してきたのが、有名な某xxバッグです。今すぐ買おうとしても予約待ちで買えないほど人気のこのバッグ。その理由は、sustainableな動物が育つのを待っているから...
-
アメリカに来て10年、涙ぐましくも周囲から浮かないように生活し続けた結果、私の中から完全に消えた習慣や意識がある。例えば… うん、うん、と相槌を打つこと 日本人は相手が話しているとき、こまめに相槌を打つ。しかしアメリカ人はシーンとしたまま、身じろぎせずに聞く。電話などでは、あまりの静けさに切れちゃったのかと思うことも。待っている人のために急ぐこと 紳士淑女は横断歩道を渡るとき、自分のために車が待っていても走ったりせずに悠々と歩く。小走りは下品とな。長蛇のレジで値段が分からないときも、キャッシャーはゆったり歩いて棚に値段を見に行く。知らない人と目が合ったときの反応 アメリカでは、全く知らない人...
-
今さらですが、RuコミュニケーションズLLCのFacebookを始めました。https://www.facebook.com/Ru-Communications-LLC-131334947581993/?modal=admin_todo_tourLikeが25以上集まらないと、アドレスを好きなものにできないそうで…今、恐ろしく長いアドレスになっています。皆さま、Likeをどうぞお恵みください!(多分10年かかっても25Like集まらなそう…)。 それに伴い新しいアカウントも作りましたが、仕事のメアドで作ったのでさすが、誰にも知られず、ひっそり感が半端ありません。こんなに寂しいFacebookっ...
-
2015年末に創業して以来、何だかバッタバタバッタバタ、バッタ以上にバッタバッタしていましたが、やっと今週、余裕ができ、これまで中途半端だったロゴを見直すことができました(上写真参照)。 RとUが色々なコミュニケーションを駆使して、楽しくする様子を表しています。私はとても気に入っていますが、いかがでしょうか? タグラインにTranslationと入れたのは、最近、顕著に翻訳業務が増えてきているからです。お客様のご相談のほとんどが「翻訳してもらったけど、なんだかシックリ来ない」というものですが、ひどいときは「昔っぽい、ダサい文章になっている」「意味が分かるようで分からない」とお困りの方もいらっし...
-
~「働く女性のLife Designマガジン アヴァンティ」に連載中のコラムより~ http://www.e-avanti.com/52891 アメリカでは「お客様」は確かに客ではあるけど、決して神様ではない。スーパーに行けば、どれだけ行列ができていようとキャッシャーはしばしば手を止めて同僚とのおしゃべりを楽しむし、かつこのおしゃべりは客側の質問を遮ってでも行われる。また、小売店やレストランの中には「当店にはあなたにサービスを “提供しない権利” があります」というサインを目立つ場所に付けているところもあり、かなり強気だ。 カスタマーサービスに電話をすれば、まず、最初に人間が出ることはな...
-
前回に続き、今回もマリッジカウンセラーのゲールが私に課した「宿題」について書いてみよう。瞑想、体操、趣味作りなどさまざまな課題の中で、最も印象に残っているのが「理想の男性像を紙に書き出す」というものだった。「髪の色、髪の長さ、肌の色、背丈、爪の形、癖、年齢、子どもの有無、どんな職業・趣味を持ち、どんな性格かなど、全て細かく、まるで実在する人を描写するようにね」。前回のコラムはこちら:http://jp.bloguru.com/RuCommunications/304280/2017-08-1「えー! 夢物語でもいいの?」と私はふざけた。するとゲールは「そうよ。夢物語でいいの。現実に可能かどう...
-
10年前にアメリカに来たときに、スーパーのレジがセルフサービス化されていることに驚いた私ですが、先週行ったマクドナルドでは注文カウンターが機械になっていました(写真1)。もちろん人間がいるカウンターは残っていますが、そこにいるのは一人だけ。以前は4~5人並んでワイワイしていたものですが…。またこの機械がスマホを巨大化したようなデザインで、注文しやすい!しかも例えば「スイーツ」を押したら、全てのスイーツメニューの写真を見ることができるので、人間にいちいち口頭で説明してもらうよりもむしろ分かりやすいのです。 しかし以前、4~5人並んで働いていた人々のうち、1人だけが残ったわけで…他の皆さんは機械...