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投稿日 2012-06-06 20:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
著者は1970年札幌市に生まれ、短大卒業後、銀行員や官庁の臨時職員を経て、2006年に短篇『夏光(なつひかり)』で第86回オール讀物新人賞を受賞後、作家デビューされています。 この『夏光』は6篇の短篇から構成されいます。 初めて著者の作品を読みましたが、どのようなコメントを書こうかと悩んでしまいまし...
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投稿日 2012-06-06 06:06
日々是勉学
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らっち
5月の読書メーター読んだ本の数:10冊読んだページ数:1976ページナイス数:17ナイス大学の顔役 (1959年)古本屋で購入。大学に独自色があった時代の話。モサイことが売りだった母校も小奇麗になってきたらしい。読了日:05月01日 著者:大宅 壮一通勤大学MBA1 マネジメント (通勤大学文庫)サ...
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投稿日 2012-06-04 20:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
推理小説の短篇が、6篇収められています。 本格的な長編の推理小説ではなく、登場人物のセリフなどにユーモアがある掛け合いと、ギャグを織り込んだミステリーに仕上がっています。 主人公は、国立署に勤める<風祭警部>32歳で、「風祭モータース」の御曹司で、銀色のジャガーを乗り回しています。 部下には<宝生麗...
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投稿日 2012-06-03 19:47
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
著者自らが「ベタ甘ラブロマ」という言葉で表現されている通り、男女の恋物語の短篇6篇が収められています。 しかも、この6編はどれも国防を預かる「自衛隊」を舞台に繰り広げられており、<自衛隊ラブコメシリーズ>の第一弾です。 表題の「クジラ」とは、海上自衛隊の潜水艦を表す言葉で、隠密行動で、一度出航します...
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投稿日 2012-05-31 20:19
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
MCI(Mild Cognitive Impairment)、日本語訳では軽度認知機能障害の患者を相手に、記憶を取り戻す治療を手助けをしている作業療法士の<星純也>24歳と、紅茶専門店に勤める2歳下の<吾妻夏陽>の二人の恋愛物語です。 紅茶専門店「ブローニュ」に、彼が紅茶を飲みに来るのをきっかけに、...
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投稿日 2012-05-27 19:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
一冊の書物を手にするには、偶然という場合も多々あります。 著者には悪いのですが、この一冊もそうでした。 わたしの早とちりで、ソフトバンクの<孫正義>氏の分析本かと思い手にしたのですが、なんと「孫(まご)」に関する内容でした。 これも何かの縁かなと、読んでみました。 著者は、ニホンザルやアイアをはじめ...
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投稿日 2012-05-24 20:57
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
作品自体は1959年に発行された警察(推理)小説ですが、<幻の傑作、新訳決定版>ということで読んでみました。 ストックフォード警察署長の<フェローズ>を主人公に、3人ほどの部下を引き連れて難事件を解決する、シリーズの第一作目です。 不動産会社が、金庫の現金は盗まれずに、賃貸契約書のファイルだけが盗難...
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投稿日 2012-05-22 20:19
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
14歳の少女<桂真紀>を主人公に、23歳になるまでの10年間を、丁寧に描いた8章からなる小説です。 少女から大人の入り口に差しかかるまでの出来事が、友達関係、親子関係、思いを寄せる男性関係の中で、これといった結末もなくなだらかに語られてゆきます。 「グラデーション」は、色彩の濃淡の変化、物事の段階的...
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投稿日 2012-05-20 20:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
大手広告会社を60歳で定年退職した大谷威一郎の家庭を中心に、その家庭内の夫婦関係、長男と長女二人の子供たちとの親子関係を、淡々と積み重ねていく表現で構成されています。 威一郎の妻は、専業主婦であるが故、毎日会社の仕事や接待で遅くなる主人とは裏腹に、昼間は自由な生活を満喫していました。 家庭内のことは...
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投稿日 2012-05-18 20:38
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
久々に「エンターティメント」な小説を読んだという、感動の一冊でした。 鉄道オタクまではいきませんが、鉄道好き、機械好きな方には、たまらない小説だと思います。 私鉄「神奈川電鉄」(通商「神電」)の車両検査部門を舞台に、下請け業者の「エース工業」の社長たちを通して、車両整備に誇りと夢をかける男たちの人間...