僕自身もびっくりしているのだが、ひょんなことから「スーパー耐久シリーズ 第3戦 富士24時間レース」にドライバーとして参戦することになった。 チームは、いつもの仲間がこのために創設した「グランバレイレーシング」だ。 グランバレイレーシングのスピリットは、単純明快。 「クルマをこよなく愛するノンプロフェッショナルレーサーたちが、最新のシミュレータや高度なデータ分析を活用して、安全かつハイレベルにモータースポーツを楽しむ。 そして、クルマの魅力についてとことん語り合う!」 ノンプロフェッショナルレーサーだけが参加するチームだが、強調したいことは国際Cライセンスを保持し、それなりのレース経験者だけがドライバーとして参加しているということだ。 素人が出てくるなと、何かとご批判がある事は承知してはいるが、我々もまたクラス違いの車両が入り乱れる国際レースのシリーズを戦ってきたわけだし、参加する資格は充分にあると考えている。 ただ、それぞれに本業を持ち走る我々は、プロのレベルに達していないことを自覚しているし、危ない駆け引きをしない。 ドライビングテクニックを駆使しながら、安全にそして無事にゴールする事を目指す。 今回、我々が乗り込むマシンは、2020年度実績のある車両。 公式練習で、マシンと対面する事が楽しみだ。 参考: スーパー耐久は、市販車を改造した車両によって行われるツーリングカーレースである。 類似のカテゴリにSUPER GTがあるが、SUPER GTでは外観デザイン以外市販車両に一切由来しない純レーシングカーや「魔改造」と呼べるマシンが多く走っているのに対し、スーパー耐久のクラスの多くは市販の量産自動車に対し小規模の改造を施したマシンとなる。 ただし近年はスーパー耐久でもグループGT3やTCRのように、メーカーが市販車から大規模に改造して公認を受けたレーシングカーも参戦できる様になっている。 また車両クラスが多く車種のバラエティに富む事から、「偉大なる草レース」の別名で知られ、「S耐」(えすたい)の略称、愛称でも親しまれている。
投稿日 2021-04-27 07:53
ワオ!と言っているユーザー