正常な生理周期の子宮内膜の状態は
「生理的な炎症過程」 でもあります。
「炎症」 の基本的な検査は、
白血球の数です。
正常な女性の子宮内膜中の白血球数は、
排卵前と排卵数日後までは、
内膜細胞の10%弱ですが、
排卵後1週間頃より劇的に増加して、
妊娠初期には、
内膜細胞の約30%が
白血球細胞になっています。
子宮内膜症、子宮腺筋症、慢性子宮内膜炎は
病的な子宮内膜の炎症状態ですので、
白血球という免疫細胞が放出する
炎症性の物質を検査して
それが異常に増加していたら、
それを正常化することが、
不育症、着床障害の治療
になるのです。
なお、細菌感染は炎症の原因の
一部にすぎません。
ブログNo.487「妊娠子宮には白血球がいっぱい」
も参照してみてください。
また、東山の「温室」に行ってきました。
望遠レンズのカメラで接写すると、
色とりどりの別世界が見えてきます。
無心になれ、癒されます。
コロナ第6波におびえながら
密を避けての生活、
本当にストレスです。
この過酷なコロナ禍のなか、
繰り返す流産、
繰り返す胚移植不成功を
経験されていれば、
目の前の問題が大きすぎて
自分の考えや気持ちを
振り返る余裕が
なくなってしまいます。
このような状況は、
決して良くありません。
子宮の免疫、ホルモン等が乱れて
悪循環になってしまうからです。
気持ち的にも落ち込んでしまいます。
そうした状態にならないため、
一日一回、
ゆっくりと息をしながら、
全身の感覚を研ぎ澄まし、
振り返る時間を持ってみてください。
そうすれば、
過酷な日常に流されていた自分を
少しずつ取り戻し、
前向きになれるかもしれません。
コロナ禍の2月、
久しぶりに東山植物園の
リニューアルオープンした「温室」へ
行ってきました。
国の重要文化財だけあって
温室の中は別世界でした。
夕方15時過ぎぐらいから
すいてきますよ。
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