他院で4回も妊娠初期に流産された方が、
当院にて治療され、
5回目の妊娠の今回、
妊娠10週で約3cmの元気な赤ちゃんの
動く姿 を見て(超音波検査画面にて)、
「 この子は5人分の命をもらった子です 」
と、ささやかれました。
生んであげられなかった子への
深い想いを感じさせられました。
初めての妊娠から
子宮側に問題があって流産されている方は、
半数以下です。
初めての妊娠での流産の原因の約60%が、
子宮ではなく、
運命的な受精卵によるものだからです。
しかし、流産は流産ですから、
その悲しみとショックは・・・。
それまでの人生で最大の挫折を
感じられる方も少なくはありません。
ましてや、
その不幸を繰り返し経験されて、
その結果、
生殖ストレス、同種免疫異常を発生させたとき、
また、ホルモンや凝固系に異常を発生させたとき、
その結果が
流産の原因になってしまうのです。
連続する流産の原因を発生させないためにも、
流産した自分を 責め過ぎないで。
運命をも受け入れて、
流産した子を十分供養してあげてください。
流産した子の分の命まで受け継いだ
元気な子を授かれますよう
自分を信じてください。
白血球は、生体を守る免疫細胞ですから、
何かに感染すると、
白血球の数が増えます。
感染でもないのに、
妊娠初期は白血球の数が増えるのですよ。
妊娠初期の子宮内膜の白血球の数は、
排卵前の子宮内膜に比べて、
約3倍も増えているという報告があります。
妊娠初期の子宮内膜の白血球の中で、
その約7割が
特殊なNK(ナチュラル・キラー)細胞です。
特殊なNK細胞は、
胎盤になる細胞の数を増やす調節や、
新しい血管形成を助ける働きを
しています。
正常な妊娠現象においては、
特殊な免疫の働きが必要
なのです。
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