597.慢性子宮内膜炎と免疫
2月
23日
慢性子宮内膜炎の関係について、
最近、よく問い合わせがあります。
子宮内膜炎という病名は
新しいものではありませんが、
2016年のひとつの研究論文を
きっかけとして、
注目されてきています。
(ブログNo.541を参照)
急性子宮内膜炎は、
細菌などの感染によるもので、
下腹部痛などの症状がありますが、
慢性子宮内膜炎は、
特に症状はなく、
細菌感染とはかぎらず、
子宮内膜症、
子宮内膜ポリープ、
子宮内の機械的擦過と
関係しています。
子宮内の持続的な炎症が
根本の原因と考えられています。
子宮内の持続的な炎症による
子宮内の免疫細胞の 異変 が、
着床障害、不育症の
原因の根本にあると考えられます。