314. 第9回、「青クリの会」講演会のご案内
10月
6日
平成21年5月より平成22年4月に初診で受診した
462人中83人(18%)が
体外受精を受けていたのに対し、
平成24年5月より平成25年4月では
503人中156人(31%)が
体外受精を受けていました。
「不育症」という苦しみだけではなく、
「不妊症」という二重の苦しみを背負われている方が
増えてきているのです。
その中には、もともと自然妊娠できるのに、
早く妊娠したいから体外受精を、
また、
流産を減らせるという誤解から体外受精を、
さらに、
過剰な生殖ストレスから、
「子作りのためだけの夫婦生活」 になってしまい、
かえって妊娠できなくなり体外受精を、
選択されている方が増えてきているように思われます。
そのような方のためにも、
今年11月2日(日曜日)の第9回青クリの会では、
私の講演である
「不育症・着床障害における心身両面からの
原因と治療」 において、
心身両面からのアプローチが
いかに大切かをお話しします。
また、
「妊娠力を高める体外受精以外の医学的アプローチ」
について、
(元)名古屋大学産婦人科助教授で、
(元)名城病院産婦人科部長でもある
まさはしレディスクリニック院長の正橋先生に
ご講演していただきます。
「不育症」「着床障害」と「不妊症」の密接な関係を、
ふたつの講演を通して、
より深く理解していただきたいと思っています。