何だかんだで、泰造が一番難しい気がする。
ってか、今まで、まともに泰造の気持ちを描いたことがないから、
よくわからんってのが本音というか。
言ってしまえば、場を和ませたり、
那智が暴走できない時に軽い暴走させたり、
うだうだしてる颯太と伴走させて、物語を動かしたりって役どころだったから、
彼の深いところがわからんのよね。
けど、ここらで泰造視点の話を絡ませないと、不自然かなって思ったりして。
「陽光の届かぬ塔の雲雀」を書いたおかげで、伽耶視点は案外楽に書けるんだけど、
泰造視点のシリアスって難しい。
泰造って、ボケるか、食ってるか、ケンカしてるか、ぷらっとどっか行ってるかってイメージで、いまいち掴みどころがないというか(苦笑)
花篝り 滴草由実6th single
ストーリー的に、というか、心情的に書きたいのは、「廻り舞台」の方。
だけど、構造的にも、区切りをつけて前に進むという点でも、「取り残された世界で」を終わらせてからでないと、書けないと思っていて。
廻り舞台、オリジナル要素が強いし、構造的にいろいろ入り込んでいるし、世界の成り立ち的な部分を踏まえないと書けないし。
だから、その前段階が「片恋の比翼」であり、「雲雀」であり、「取り残された世界で」なんだけど。
心情的には、そろそろいい加減、「廻り舞台」を書きたい。
でも、書けないという自己矛盾(笑)
綺麗な曲だと思っていた。どこか悲しくて、心に響くものがある曲だと。
執筆作業のBGMとして、イメージソングとしてよく聴いていた。
メロディーも歌詞もなんとなく好きで、よく聴いていた。
だけど。今日、ふいに聴きたくなって、
歌詞をじっくり読んでみようという気になって。
そしたら、気づいてしまった。
まさか、そういう意味があったの。
もう、今までと同じような気持ちでは聴けなくなってしまった。
それはまるで、「君の名は。」を見た時の衝撃と似ている。
隕石が落下した、直後の衝撃。
ああ、まさか、こんな話だったとは。
これが描こうとしているものは、まるで――。
そう思った、あの時の衝撃と似ている。
【東方ボーカル】 「Zen ~然~」 茶太【Subbed】
この予告、見てから映画を見たはずなのに、
劇場に着いた頃には、すっかり忘れていた。
だから、まさかそんな話だとは思わなかった。
だから、あれはものすごい衝撃だった。
それまで、ひたすら美しい描写で描かれていた「彗星」が、
あんな惨事をもたらすなんて。
物語が先に進めば進むほど、
ああ、そうか。これは3.11だと、そう思った。
「君の名は。」予告2
自分一人で呟いて、ひとりでうはうはしているのも何なので(笑)
「取り残された世界で君と見たものは」10話~13話アップしました☆
さてさて、あの場所に向かう彼らが何を見るかだけど。
リアリティを追及するか、ファンタジー的な展開にするか、迷ってる。
当初はファンタジーで行くつもりだったけど、
かえってリアリティ追究した方がいいんじゃないかとも思えてきた。
ファンタジーで解決できるのは、あくまで結姫に関する部分だけで、隆臣や鳴女については、どうしようもないからな……。
それよりだったらいっそ、結姫についても、リアリティ重視で行った方が、いいような気もする。
ただ、それって読み手としては、おもしろいのだろうか……と不安になったりもする。
まあ、もともと、この作品が行き詰って、いったんストップかけて別の作品を書き出したのは、
「ちょっと待て。これじゃあ、あくまで結姫についてしか解決しないじゃん。天ツ神たち、特に那智にとっては、隆臣の喪失がかなりの痛手じゃん。そこが何も解決しないじゃん。泰造だって鳴女さん失ったわけだし、これじゃあ立ち直れないじゃん」ってのが理由だったからなぁ……。
初恋の人を失った那智の気持ちを書きたくて、でも書けなくて、そもそも隆臣に恋する那智の気持ちを知りたくて、ガチで隆臣のことが好きだったけど、失恋して、おまけに死別も経験してしまう、そんな那智の気持ちを知りたくて、だから書き始めたのが、「片恋の比翼」だったから。
そんで、そこから派生して、「陽光の届かぬ塔の雲雀」を書いて。
ようやく「取り残された世界で君と見たものは」に戻ってきて。
だいぶ、当初の草稿からは内容が変わってきて。
大きな流れは変わらないけれど、中身がだいぶ変わってきて。
もともとは、立ち直るきっかけが、あの場所に行くことだったけど、
今の流れだと、立ち直りつつあるからこそ、現実に向き合おうとするからこそ、あの場所に行こうとするわけで。
であれば、変にファンタジー突っ込むよりも、淡々とリアリティ追究した方がいいんじゃないかと思ったりする。
経験上、2か月って、すごく微妙な時期だと思う。
最初の1か月は、ただひたすら、耐えて耐えて、時が経過するのを待つしかなくて、がむしゃらに過ごすしかなくて。
ようやく2か月が経って、だいぶ落ち着いてきたような気がするけれど。
実際には、そうでもなくて、案外不安定で、アンバランスで、でもようやく前に向かって歩き出そうとする時期でもあって。
3ヶ月も経てば、それなりにバランスも取れてくるけど、そこに至るまでの微妙な期間。
物語という虚構の世界では、そこまでリアリティを求めなくてもいいかもしれないけれど、あんまりリアリティにこだわりすぎても、飽きられてしまうかもしれないけれど。
虚構の世界でも、これくらいは許容範囲かなってのが、2か月だと思って、2か月にしてみた。
最初は1か月にしてたけど、さすがに1か月は早すぎるかなと。
颯太がようやく前を向けるようになる時期。
先に前を向いていた那智が、バランスを崩してしまう時期。
それが重なるのが、ちょうど2か月くらいかな、と。
前記事で紹介した動画を聴きながら颯那智の想像をすると、
マジでキュンキュンする。
もともと、「何を見るのか」をある程度決めた上で、
このタイトルにしたから、
「何を」にあたる部分をなくさないと不自然かも……ってなったときは、タイトルとマッチしなくなるじゃん、って思ってたけど。
何とかなりそうです。
これまた、BGMとして活躍してくれた曲。
ある意味、悲壮感が漂う曲だけど、この曲がなかったら、キュン萌え展開もなかったかも(笑)
むしろ、この曲がエンディングなんてどうですか(笑)
特に前半部分の。
すごく合っている気がする。
majiko - ひび割れた世界 [MV]
原作直後の天ツ神たちを描く、タカマ二次小説、「取り残された世界で君と見たものは」。
草稿とはだいぶニュアンスが変わって来たけど。一時は、話が進む大きな方向性そのものも変えなきゃヤバいと思ってたけど。何だかんだで、大きな流れはそのままで大丈夫そう。
その行動を取る意味合いが、その展開に行きつく経緯が、草稿とはかなり変わって来たけれど。
でも、そういう意味付けに変化してきたからこそ余計に、この展開が生きてくるかもしれないな、と思えてきた。
私って天才!?(←え
この曲、特にこのお二方が歌うこの曲が、
「取り残された世界で……」の颯那智に合っていて、
BGMとして繰り返し聴いている♪
打上花火/DAOKO × 米津玄師(Covered by コバソロ & 春茶 & 伊礼亮)
米津さん本人の「Lemon」は、好きだけど、暗闇の深淵を覗いているかのようで、胸が苦しくなる。
過去に立ち止まっているようで、引きずられそうになる。
この人の歌う「Lemon」、いや「檸檬」は、暗闇の中に光が見える。
暗闇を背負いながらも、光を目指して歩いている、そんな風に思える。
過去を受け入れて、昇華して、未来に向かって歩いているように思える。
「取り残された世界で君と見たものは」のイメージソングにぴったりです。
徳永ゆうき Tokunaga Yuuki 唱的Lemon
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