何気ない仕種や言葉や表情が、深い意味を持っている、
味わい深いドラマ。
無邪気な表情から一転して、
くしゃっと歪む継美の泣き顔。
周りを嘲笑い、自分自身を嘲笑うかのような怜南の母、仁美。
自分は犯罪者だと、
傍観者が犯罪者になっただけなのだと明かす奈緒に、
それなら自分は共犯者だと笑う葉菜。
敵とも味方ともつかない記者、藤吉の言葉にも重みがあります。
もう一度最初から見たら、また別の見方ができるのでしょう。
朝日放送開局50周年記念企画として2006年に放送された、
三浦綾子さん原作、石原さとみちゃん主演のドラマです。
凍っては溶けて、溶けては凍る。
氷点と融点はおんなじ温度。
愛と憎しみも、同じかもしれない。
ふと、そんなことを思った。
ふたりの母親が思いをぶつけ合うシーンと
流氷が燃えるシーンが印象的。
元ちとせの歌う主題歌、六花譚も大好き。
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