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電気代の安さの鍵

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電気代の安さの鍵
この前のブログでラスベガスの電気代について書きました。
https://jp.bloguru.com/RuCommunications/336014/2018-10-31

とにかくラスベガスでは夏の電気代が高い、それは気温が50度近くなるため、24時間冷房を切らないからです。そんな中、「つけっぱなしの方が絶対に電気代が安いから!」と100人中99人に説得される勢いでしたが、我が家は村の掟(?)を破って、涼しい夕方から冷房を止めて窓を開け放ち、外の風を入れて過ごしました(夏のど真ん中は夕方や夜も暑いので無理ですが)。その結果、なんと冷房代はラスベガスでは奇跡と言われる低額請求、125ドルを実現しました。

そのカギはやはり
①外が涼しい時に開ける(外が暑い時だと、また家を冷やす電力がかかってしまう)
②切るときは5時間ぐらい切る(短い時間内に切ったり付けたりすると、無駄に電気代がかかる)

でもこの低額請求を実現した、もう一つの大きな鍵は、私は「家の造り」にあると思うのです。

夏の電気代がひと月350ドルにも上る義兄夫婦の家は築50年。この夏、1カ月間居候させてもらいましたが、冷やしても冷やしても冷えない!ガンガン冷やして天井のファンをぐるぐる回しても冷気がもれていきます。

一方で我が家は築3年。新しい壁、床、天井は素晴らしいなあと思います。なぜなら密閉された家の中に冷気が急速にたまり、しかもなかなか逃げないのです。じゃあうちの125ドルというのは、単に家が新しいから実現したのか?と思い、全く同じ年式、造りの家に住むご近所さんに電気代を聞いてみました。

・夏場はエアコンの温度設定を絶対に変えない、絶対に消さない派のAさん宅:ひと月250ドル

・時間帯によって温度設定を低めにしたり高めにしたりする派のBさん宅:ひと月210ドル

という結果でした。

さすがに夕方から切っている我が家は最低金額でしたが、やはり家が新しいと、軒並み電気代が低くなるようです。

といってもアメリカの新築の家といえばほぼトラックホームで、つまりお隣の家も前の家もうちとほとんど一緒の造り。間違ってお隣の家に帰ってもおかしくない感じでです。

古い家は同じ町内でもそれぞれ違ったデザインで、個性があります。私は古い家が良かったんですけどね。でもやはり義兄の古い家で、つけてもつけても冷えないエアコンを体験してしまうと、貧乏人は新しい没個性の家で良かったのかな?と思います。

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灼熱、灼夏、ラスベガスの電気代

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灼熱、灼夏、ラスベガスの電気代
ラスベガスでは皆さん、24時間、夏じゅうエアコンをつけっぱなし、というのが一般的です。

切ったり付けたりする、なんていうと、アメリカの皆さんからほぼ100%噛みつかれます。

「そんなことしたら電気代が高くなるよ!せっかく冷えた家をまた冷やすから、電気代がかかるの!」。

そこでうちの義姉家族の家の夏の電気代を聞いてみると、なんとひと月350ドル!日本円だとほぼ4万円ですよ!でもさらに強者もいて、800ドル、1000ドルというお宅もありました。彼らの家は、もちろん昼間の誰もいない間もガンガンエアコンをつけています。

そして皆判で押したように「絶対に消しちゃだめよ!」と言います。

たった一人、電気代が100ドルちょいというご夫婦に出会いました。

彼らいわく「昼間、仕事に出て誰もいないのでエアコンは切っています」。

うーん、「つけっぱなしは安い」説は本当なのでしょうか?

日本の検証番組では、エアコンによっては○時間以上外出するなら消した方が良い、○時間以内ならつけっぱなしが良い、という結果を紹介していましたが、家の造りやエアコンの種類、メーカーによって随分変わってくるそうです。特にアメリカは日本と違って、家全体を冷やすセントラルエアコンなので、確かに一度建物が温まると冷やすのがどえらく大変なのかもしれませんね。

それで我が家なのですが皆のきつい言いつけを守って24時間つけっぱなしにしようと思いましたが、夕方はそんなに暑くなかったので冷房を切って、外の涼しい風を家に入れることにしました。「そんなことしたらダメーっ!電気代が高くなるよ!」っと皆から怒られつつも、私には外の方が涼しいのに家の中を冷房で冷やすというのが、どうもしっくりこなかったのです。

そして昨日、ついに電気代の請求書が来ました。皆の予想では、付けたり切ったりしている我が家の電気代はスーパーハイ。

しかし結果はなんと、125ドルでした。

そりゃそうよね。夜は涼しい風を取り入れても家の中は涼しいまま。涼しいままだから、特にエアコンががんばって冷やすこともない。砂漠地帯の夏に125ドルとは奇跡だそうですけど、単に涼しい夕方から切っているだけです…。

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砂嵐で飛んでいったガゼボ

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↑手前中央はバースツール。一度... ↑手前中央はバースツール。一度ぐらいは座ってカクテルでも飲みたかった…。

ラスベガスに移転して気付いたことですが、とにかくこちらでは携帯電話の警報がよく鳴ります(ベーグル屋さんで隣り合ったかわいい女性が言うには、それは「夏の間だけ」だと。本当だったらいいのですが)。こちらに来て最初の1カ月間は実に3日に1回は警報が鳴っていました(そういえば夏が終わったら鳴らなくなった!)。

どのような警報かというと、砂嵐警報だったり、ゲリラ豪雨警報だったり。

ある夜、暑さしのぎに義姉夫婦と一緒にデザート屋さんでハロハロ(フィリピンのかき氷)を食べていたら、皆の携帯が一斉に鳴りだして、取り出して見てみると「砂嵐が来るから、避難してください。Stay Alive」。

なにそれ、何も起こってないじゃん、と窓の外を見ていると、みるみるうちにトルネードのような風が吹き始めました。20分ほどして収まってきたので義姉の家に車を走らせると、折れた街路樹や誰かの家のトランポリンが道を遮断。ようやく着いた義姉の家はすごい惨状で、玄関外の棚や椅子が全部飛ばされていました。しかも家の中に入ってみると、寝室の外付けドアが嵐に押し開けられて、寝室が泥だらけ。

私たちも慌てて、まさにその日に入居したばかりの新居へ向かいました。するとあらら~。庭にあった素敵なバー付きガゼボがボキボキに折れて、家の塀にぶつかってべしゃんこになっていました。4つの足に大きな砂袋がかけられていたのですが、そんなのあの砂嵐にとってはアリンコほどの重さだったようです。ガゼボの中にあった椅子も吹っ飛び、芝刈り機、肥料が入れられた棚も肥料ごとぶっ飛んでいました。

ガゼボはとても美しく、中にはメイソンジャーの形をしたお洒落なライトが張り巡らされ、植物が飾られた丸テーブルに5つの椅子、バーカウンターには2つのスツールが置かれていました。が、今はこの↑惨状(写真)。

壊れたガゼボを見ながら悲しそうに「1回ぐらい座りたかったね。1分でもいいから座りたかったね…」と呟く夫を見て、思わず笑いがこみあげて、ついには2人で大爆笑しました。

知り合いが教えてくれたのですが、中国の方々は「悪いことと良いことは同じ数来る」と信じているそうで、良いことを起こすために、あえて小さい傷を体につけて「悪いこと」を終わらせるのだそうです。入居当日に素敵なガゼボがボキボキになったのは残念ですが、きっと大きな良いことが待ち受けていますよね!


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私たちは会う(トラウマ?)

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↑昨日のムームーパーティー。日... ↑昨日のムームーパーティー。日本にいるときも私の友達は皆、大らかで優しい人ばかりでしたが、アメリカでもそのような友人ばかりです。大らかで気楽で、誰のこともジャッジしない――お互いに間違うこともいっぱいありますが、いつも爆笑して終わりの私たちです。



どうも前世がかなり孤独だったらしく、私には友達という存在が異常なほど?ありがたく思えます。

十代のころ、友人と車に乗って遠くの山に流れ星を見に行ったとき、流れ星スポットに行くことよりも「私には静かな星空を一緒に眺められる友達がいる」ということが感動的でなりませんでした。そして星が流れたと無邪気に喜ぶ友人の横顔を見て、くすくす笑ったものです。

その感動は今も変わらず、特に、待ち合わせした場所に車で向かっているとき、不思議な喜びでいっぱいになります。「あの場所に私の友達が来るんだ。同じ時間に、同じピンポイントに来て、私たちは会う」と考えると、奇跡のように思えるのです。だって、約束しなかったら会えないですよね。二人でそう決めて、その場に行くって、まるで男女間の両想いのような奇跡じゃないですか^^?

昨日、私は280マイルの距離を超えて友人に会いに行きました。そこには他の会いたかった面々もいて、やはり壮大な奇跡のように感じました。

でもこんなに毎度毎度、友達に会うたびに感動するなんて、あり得るでしょうか^^?私は最近、前世を疑っています。前世で無人島に島流しにでもあったのでしょうか?相当孤独だったのでしょう。

実は子どものころ、童話『星の王子さま』の絵を見て胸が苦しくなった記憶があります。誰もいない星にぽつんと佇む王子さま…その孤独を思うとページをめくることができませんでした。だから本の虫の私ですが、あの物語は読んでいません。さらには目をつぶってシャワーを浴びたりエステサロンの美顔で目をタオルでふさがれたりすることも私にはできません。目をつぶって暗闇が目の前に広がると、途方もない孤独を感じて息が苦しくなってしまうのです。


私には恐怖症が多く、日々、とても不自由に感じるのですが、友達をありがたいという思える病気やトラウマなら残しておいても良いかな?とも思います(そう考えられないほど孤独が辛い日もありますが…><)。だから私が友達に尽くすとき、それは本当にただいてくれるだけでありがたいから、それだけで十分なギフトだから、何のお返しもいらなくて、ただ感謝の気持ちでいっぱいで尽くしているのです。

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キスのお話

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キスのお話
「あんたの犬、思わず殺そうと思ったけどさ」。そう言われて始まった、お気に入りのキスの話があります。

8年前、ロサンゼルスの東の街に引っ越したとき、困った問題が起きました。私が日本から連れてきた琉球ミックスの黒い犬、アルジン(女の子)が、隣に住んでいる白人のおじさんにやたらと吠えるのです。そのおじさんは、とても怖い感じの猟師さんでした。初めて挨拶した私につかつかと歩み寄り、銃を打つ構えをしながら「あんたの犬、思わず殺そうと思ったけどさ」と言ったのです(怖!)。

凍り付いた私の顔を見て吹きだしたおじさんは、「でもマリア(奥さんの名前)がおやつをあげてお友達になりなさいというから、これからそうするぜ」と続けました。それ以降、おじさんは、鯉の池にどどーっと餌を投入したトランプ大統領ばりに、自腹で買ってくれたミルクボーン(犬用クッキー)を我が家の庭に大量投下。その甲斐あって、単純なアルジンはあっという間に、おじさんの姿を見かけるとワンワンではなく、クンクーンと鳴くようになりました。

ある日、おじさんが家に訪ねてくると、アルジンはドアに向かって走り、しっぽを振って迎えました。するとおじさんはアルジンをひょいっと持ち上げ、その小さな額に「チュ!」。隣の家の犬にキス!なんてワイルド!という驚きもありましたが、そのとき、確かにアルジンの顔が驚いたように輝き、頬が赤くなったのが分かりました。日本で生まれ育った私もアルジンもアメリカ式の温かい洗礼にドギマギしながら、この国に馴染んでいきました。あのアルジンの戸惑って照れた顔を思い出すたびに、アメリカの人々の温かさに感謝する気持ちが生まれるのでした。


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子どもへのハグと、ブルーな私

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追伸:弱気で会場のレストランに... 追伸:弱気で会場のレストランに向かったら、今日は参加者少な目でした(といっても店の端から端まで巨大テーブルに陣取るポリカーピオ一家^^!)。着席形式だったから、仲良しの義お姉さんのそばにいられて結構楽しかったです^^★



とにかく親戚の多い我が家。ポリカーピオゴキブリ一家と名付けたいほど(←秘密^^!)、アメリカに何千人もの親族がいます。そのおかげで、あらゆる職種が親戚内でそろうのは(デザイナー、ウェブアナリスト、印刷屋、弁護士、科学者、プログラマー、とにかく何でも!)、私のビジネスにとっては素晴らしいことですが、とにかく目が回るほどにたくさんの人に会わなければなりません。

特にここ数日は親戚の赤ちゃんのバプティズム(洗礼式)があり、全米中から百人を超える親戚が集まっています(これで小規模な方…)。そして今回はたくさんの子どもに会ったのですが、ふと子どもへのハグは大人と同じでいいのか?と疑問になりました。大人の場合は肩を抱き寄せて頬にキスします(キスする真似でOK)。夫は久しぶりに会った親戚の子どもをぐいっとお腹の部分に抱き寄せ、背中をなで、とても温かいハグをしていました。しかし私は?言っても今会ったばかりの見ず知らずの子どもです^^!親し気に行くべきか、初めて会ったオバサンとして一定の距離を取るべきか。

結局は子どもが私の前に来るたびに、後者を取りました。もじもじしている子どもを前に、同じく内心非常にもじもじしたい私は、とっさに手を差し出して距離を取ったまま握手をしたのです。

それで帰りの車の中で夫に聞いてみました。あの挨拶で良かったのかと?すると答えは、「子どもはシャイだから、引き寄せて抱きしめてあげるのがいいよ。そうすると安心するでしょ?」でした。私こそ引き寄せてもらいたいぐらいの弱弱しい大人の私ですが、自分の弱気の中に閉じこもっていてはいけないと反省…。子どもを守る大人の立場からものを考えないといけませんね。

今夜も今から4日連続の4日目のパーティーです。1日目は元気いっぱい、2日目は疲労困憊。3日目には早退。そして今晩が最終4日目です。皆、とっても優しいのですが、やっぱり私はまだまだ異邦人。百人を超える仲良し団体の中に一人飛び込んで過ごすと、心が折れそうなほど疲れます。でも私もきっといつか、その仲良しの一人になれますよね。

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私の想像力は、現実とは程遠い

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夜のラスベガス 夜のラスベガス
…なんのことかって気候のことです。

韓国のソウルに住んでいたころ、ある冬は零下20度にまで下がり、道路が全部凍っていしまいました。それでも若かった私は無謀にもハイヒールのブーツで出掛け、右足が滑った後に左足が滑り、その次についた右足が滑りっていう見事な氷のダンスを見せたこともありました。零下20度だと寒いのを通り越して、空気が痛いんです。だからこそ韓国で発達しているのがオンドル床。家の中に入ったら、床下に温水が張り巡らされた部屋の暖かいこと、暖かいこと!そこで学んだのは、オンドル床には、チョコレートの入った鞄を置いてはいけないということ。鞄の中でチョコがドロドロに溶けてしまって悲惨なことになります。

沖縄に住んでいたころには、台風のすさまじさに驚きました。なんと、風がドーン!と爆発物のように家に当たって音を出すのです。夜になり、ベッドに入っても、ドカーン!ドカーン!と風が家に当たる音と、家が根こそぎ吹き飛ばされそうな揺れが続き、生きた心地がしませんでした。そのとき、初めて見たのが、いつも勇敢な私の愛犬がぶるぶる震えている姿でした。私が怖がっている場合じゃないと思って、彼女を布団の中に入れて音が聞こえないように抱きしめました。何かを守ろうと思ったとき、自分の怖さが不思議と消えることを初めて体験した夜でもあります。いつも守られるばかりで、あの感覚を知らなかったのです。

ロサンゼルスの少し北側に住んでいたとき、体験したのは、季節風のサンタアナウィンドです。LAよりも、もっと激しいサンタアナウィンドがあの地域では毎年1回吹き荒れます。台風に似ているのですが、台風って右から吹くならずっと右から吹き続けますよね。でもこのサンタアナウィンドは右から、左から、上から、下から、前から、後ろから、ランダム過ぎる吹き方をするのです。こんな風が存在するのか?私の既成概念の中には、全くない風でした。

そして今、ラスベガスにいますが、気温がなんと50度近い!家の外に出るとまるで四方八方からヘアドライヤーの熱風をあてられているようです。息が100%完全にはできない。熱風にもまれて外出しなければならないので、私はとても家から出られません。しかもここには局地気候(Micro climate)というものが存在します。小さな街なのに、数ブロックだけ違う気候になります。一昨日は数ブロックだけに砂嵐警報が出て、そこには近寄るなと。また、その前の日には数ブロックに洪水警報が出ました。砂漠の街に洪水警報。空を見たら絵のような雨雲が遠くの空の上にあり、そこから暗い筋が束になって下りていて、ちょうどその下にいた義妹はずぶ濡れになってしまいました。ちょっと漫画みたいですけど。

というわけで、私の想像力って、全然現実からは遠いんだなと思う今日この頃なのです。住んでみて初めて分かることって結構ありますね。


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思わず泣いちゃった、メンタリズムドッキリ

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↑壮大なドッキリのターゲットに... ↑壮大なドッキリのターゲットに選ばれたダメ男、スティーブン


先週、YouTubeでイギリスを代表するメンタリスト、ダレン・ブラウンが仕掛けた大掛かりなドッキリを見ました。

世界の終わりというとんでもない状況になると、ダメ男でも変わることができるか?という実験的なドッキリです。

冒頭ではまず大勢の人々を集めた"人気映画のエキストラオーディション”のシーンが映し出されます。このオーディションは、実はダメ男かつ催眠術にかかりやすいターゲットを探すためのもので、そこで見事に選ばれたのがスティーブンという若者でした。

スティーブンにはオーディションに落ちたと伝えられていますが、テレビ局は密かに彼を追っています。家族に取材すると、見立ての通り、スティーブンはいつも家でゴロゴロ。やる気も、人への感謝の気持ちも、家族への愛情もないダメ男でした。家族の全面協力のもと、このダメ男に世界の終わりという信じられない体験が迫ります。

こちらがそのYouTubeです。
https://www.youtube.com/watch?v=fkJJl7hZxdY

さて、ここからネタバレを含むので、動画を見てから、どうぞ、お読みください。

メンタリストのDaigoさんの手法を見ても、私たちは何かを判断するとき、その前に見たものや聞いたものに大いに影響されていることが分かります。テレビで見られた方も多いと思いますが、「赤と青と黄色のどのボールを選んだか、当ててみましょう」というようなクイズも、Daigoさんがあらかじめ相手に選ばせたい色の名前をさりげなく話していたり、その色のものを事前に見せていたりして、相手の判断を操っています。

この作用を使って、ダレン・ブラウンは怠け者スティーブンの判断を変えていきます。

結果として、スティーブンは自分を犠牲にしてでも14歳の女の子を守ろうとする立派な青年へと成長します。

そんな中、最も興味深く感じたのは、スティーブンを成長させるために準備された3人のキーパーソンでした。

1.理想とする人物(正義感が強いリーダー的な男性)
2.守るべき人物(ここでは14歳の少女)
3.自分勝手な人物(自分だけ逃げてしまう)

要は、まるで思ったままの色付きボールを選ばせるように、この3人に会わせることで、ダレンはスティーブンを急速に成長させたのです。

このメンタリズムショーを見て思ったのは、私の人生にもこの3人がいた…ということでした。私を育ててくれた先輩。いつも温かい言葉で私を励まして、褒めて、慰めてくれた先輩は私の理想でした。また、本の虫だった私にとっては、たくさんの偉人が私の目標でした。

そして守るべき人物。お子さんががいらっしゃる方は特に、子どものためにと思うと自分がまるで別人のように強くなる経験をしたことがあるでしょう。私も夫や犬のために、アメリカという外国で、信じられない馬鹿力を出せることが分かり(アメリカで大黒柱になることなど)、それが自身の成長につながっています。

そして何よりハッとさせられたのが、3の自分勝手な人物です。意地悪な同僚、軽薄で自分勝手な人…関わっているときは、本当にストレスフルで打ちのめされますが、ダレン・ブラウンのメンタリズムショーでは、この「嫌なヤツ」も成長の重要な鍵として配されています。そして、私も私自身の心を観察すると、あの人たちに会わなかったら、ああはなりたくないという強い気持ちは生まれなかった、そして今の自分は存在しなかったことに気付くのです。

私だけでなく、誰の周囲にもきっと1、2、3の人物がいると思います。

まるでダレン・ブラウンのメンタリズムショーのように、彼らは私たちを成長させるために置かれた人々だと、今のうちに気付いておきたい――なんて思った先週でした。


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効果絶大かつ、恐怖絶大の鍼治療

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効果絶大かつ、恐怖絶大の鍼治療
私、ひどい不眠症持ちです。
若いころからずっと!
二十歳ぐらいから睡眠導入剤のお世話になっている始末で、体に悪いったらありません…。
母も若いころからそうなので、完全に遺伝ですね。

しかし、この頑固な不眠症が今、治ろうとしています。
その秘密は鍼治療!

いや、鍼だけではないです。
カッピングとお灸、そして先生が作ってくれた漢方薬の4方向から戦っています。

最初の3カ月はなんの変化もなくて、もうやめようかと思っていました…が!4カ月目から魔法にかかったように眠れるようになりました。多分、体と心の緊張が鍼とカッピング、漢方薬によりほぐれるんでしょうね。この先生に会えて、私の人生は変わりました。薬なしの人生に、やっと戻れたのです!

しかしね、ちょっとコワイのが、先生が鍼を指した場所を忘れちゃうことです。

例えばうつぶせになって首の後ろや背中に針を刺してもらうでしょう?

この後はいつも仰向けになってお腹にお灸をするのですが、先生、首の後ろや背中に刺した針を抜くのをちょくちょく忘れちゃうのです(ひどい老眼で見えていないというのもある)。あるとき、仰向けになる前に首の後ろをなぜたら針が刺さっていたまま!このまま思い切り首を枕につけたら、必殺仕置き人になるところでしたよ(死ぬ方の役)。「せんせーっ!」と言ったら、「あなた髪が多いから抜くの忘れちゃった」って…。全部終わってベッドから立ち上がったら、足にぷるんぷるん針が刺さったまま揺れてたりするの、どうにかならないものでしょうかね…。

だから効果絶大なのに、恐怖も絶大な鍼治療なのです。

この鍼治療院、あなただったら通いますか??

私はずーっと通いたいから、針が刺さった場所は死に物狂いで暗記したいと思います。

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ジェントルマンのさりげない気配り

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ジェントルマンのさりげない気配...
全部読み終わったら、なんだただの食い意地が張っている話じゃん!ってなるかもしれませんが、ちょっとうれしかったので書いてみます。

先日、日本からいらっしゃったクライアントさんと素敵なレストランでランチをしました。食事が終わったら、ウエイターさんがデザートメニューを持ってきて「いかがですか」。もちろん食べるつもりはなかったですよ、だってクライアントさんとのランチですから^^!
でもちょっと開くと、イチゴのムースなど色とりどりのデザートがたくさん並んでいて、思わず目が釘付けになってしまったのです。

するとクライアントさんもデザートメニューを開いて、ふむふむと熱心にご覧になります。「案外甘いものがお好きなんだ」と思った私は、「どれにします!?」と興奮して質問しました。するとお答えは「迷っています」。ますますクライアントさんも注文されると確信した私は、「私はこれにします!」と勢いよくイチゴのムースを指差しました。

クライアントさんが静かにメニューを閉じたので、再び「どれにしますか?」と聞いたら、また「まだ迷っています」。

ウエイターさんが来たので張り切って注文して、促すようにクライアントさんのお顔を見ると、「やっぱり今日はやめておきます(笑顔)」。そのとき、うかつな私は悟りました!クライアントさんは本当は最初から注文するつもりはなかったのに、私のために「迷っています」と言ってくれていたんです。ご自分が注文しないと、私が諦めると思われて…。

実に鮮やかな…。世界を股にかけてダイナミックかつワイルドなビジネスをされているクライアントさんに、こんな繊細な面があることを発見して、とてもうれしく、なぜか誇らしくなった私でした。

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