13.医療者側からも受けるストレス

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流産や死産を繰り返して経験すると、
思いがけない人からも、
予想外のストレスを受ける場合がよくあります。

そのストレスは、たとえば、
医療者側からもあるのです。
良かれと思って言われた言葉、
また、
かたよった考えによる助言
などによるものです。


城西病院で不育症患者さんを診させていただいた当時、
その看護に従事していた助産師さん(Sさんら)、看護師さんを中心に、
医療者から受けたストレスについて調査しました。
その主な結果では、

「たまたま、2度 流産したのです。」
「5〜6回妊娠すれば1回くらいうまくいきます。」
「流産の経験なんて、ほとんどみんなあります。」
「化学的流産はよくあることだから、なかったことにしましょう。」

また、検査や治療について、
「2度の流産では検査はしません。」
「不育症には原因がないことが多いのです。」
「流産には治療はありません。」
「バファリンを飲んでだめなら何をしてもだめです。」
「ヘパリン?まったく必要ありません。」
「そんなに遠い所まで治療に行ってお金の無駄です。」
「あなたはもう手に負えません。」

などを、
な げ や り な 態 度 で言われたこが
ストレスになっていました。


最近では、医療者からではないですが、
親友から、
「あなたみたいになりたくないから、
早く妊娠したんだよ。」
と明るく言われて、
人間不信、抑うつ状態なってしまった患者さんもみえました。


以前にも書いていますが、
「3回流産すると、人格が変わる。」
と考えるまで、追い込まれてしまう場合があるのです。

ストレスと向かい合うしかないのです。
うちくら うちくらさんからコメント
投稿日 2009-02-23 14:51
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対応が難しいですね。昔産婦人科がお医者さんで最も大変だと聞きました。それは「すべてがうまくいって当たり前だから。」と言うことでした。

ご苦労様です。
ゆーこさんからコメント
投稿日 2009-02-23 15:13
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こんにちは。
青木先生のように流産した人の気持ちや精神状態を理解してくれる人が居ると思うだけでも、ストレスが解消されている気がします。
ぷぷーさんからコメント
投稿日 2009-02-23 23:07
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ストレスを感じないように、ではなくて、受け入れなければいけないんですね。

産婦人科医の淡々とした対応が辛かったりしますが、割り切らなければ医師もやってられないんでしょうね。
Dr.Aoki Dr.Aokiさんからコメント
投稿日 2009-02-24 14:46
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コメントありがとうございました。

普通の一般患者さん、妊婦さんを診る外来では、不育症という精神的ケアーを特に必要とする患者さんに対して、十分な対応はできないと思います。

経験上から、私ですら、一般外来のなかで、不育症の患者さんが来院された場合、少し戸惑います。
なせならば、
診療するスピード、流れが大きく違いますし、診療するこころの準備が違うからです。
不育症患者さんの妊婦健診は、
診療する側も、怖いのです。
いつも祈るような気持ちで超音波検査をしています。
約20%弱の確率で運命的な流産もあるからです。

結果が悪いときは、一瞬、時間が止まります。言葉を失います。

不育症診療では、いつも、
命のはかなさと運命を感じています。