お待ち致しております
5月
1日
僕のお目当ては、パテック・フィリップのカラトラバ。上司はブレゲ。
「夢のまた夢」を拝みに行く感じだった。会場は、イッセー尾形も公演していた劇場の跡地で結構広い。
パテック・フィリップのブースに行くまでに、ハリー・ウインストンの宝石がゴマみたいに付いた時計とか、ブレゲのトゥールビヨンとかを潜り抜けねばならず、金銭感覚が完全に3桁狂ってしまった。
ブースでは和製カーネルサンダースみたいな店員さんがマニアを相手にバーゼルフェアの話をしていた。そのマニアが立ち去るまで、僕たちはブレゲやバセロン・コンスタンチンを見て過ごす。金銭感覚は完全に狂ったままで固定されてしまった。
で、パテック・フィリップに辿り着いた頃には、すっかり購入(するのも厭わない)体制になっていた。すると、カーネルサンダースもショウケースからカラトラバを出してくれて、僕にも(マニアよりも初歩的な)説明をしてくれた。
すっかり(そのうちに)買う気になって「また来ます」と言ってブースを離れる時に、「お待ち致しております」と言ってくれた。
目標 40歳でカラトラバ