冬のノックが聞こえたら 未来に緊張が走り始めたよ 厳しさの中で微笑む喜びがあろうに そらの色はグレーと思いこみ 力の入った肩を冷たい悪魔が とんとん、と叩き始めても 今日は透き通ったブルーの重なり どんな下手くそな生き方をしていても 平等な夢みたいな空が そこにあるから大丈夫さ
止まった君なのに 勢いが観えるのは不思議ですね お互いに生きているから 感じるものがあるのでしょう 君は何を想像していますか とてもアピールが上手な色で わたしを惑わすように 何も言わず咲いていますね でも、もしわたしが 君の言葉を聴けたのなら もう詩を書くこともないでしょう 君の想像を想像できないのなら 心ふくらませるトキメキは 枯れてしまいますから 言葉にできないから 言葉にしようと 君について書いています
僕たちは サッカーボールのように 転がって跳ねて 零れそうな感情を歌う カンカン照った太陽の下でも ジリジリと君と手を繋げば 欠点さえも許せるくらい 僕たちは サッカーボールのように 転がって跳ねて 零れそうな感情を歌う 変わらない時間を過去と 言うのならば 僕たちは可能性の見える 未来へと歌うのさ そう僕たちは サッカーボールのように
なんのため? そこはモヤっとしておこう 答えを探しても おもしろいところではないから いろいろなこと って、なにがあるのだろう それはステキ あれはステキ これはステキ では、なにがステキなの? 主語がないとわからないから 主語は必要? 誰がどうだろうと、なにがどうだろうと いいではないか ねえ、その前にこの詩は ふたりの会話があるけど 誰と誰なの? そして、誰が書いているの? はは、そこに気づいたか それはあれなんだよ もう、わかっているのだろっ そろそろ書き終えよう、っと では、それでは はあ、それでは
食器を洗い 明日の夕飯を仕込み終える ああ、明日になっちゃった ってゆうか、今日か でも、これは愚痴ではない 私が家に帰ってから 家族のためにダラダラしない 大切な時間なんだ それに料理するのも好きなのだ しかし、家族は料理の評価が厳しい 身内にお世辞などないのだから だからこっちから 「今晩のこれ、美味いだろ」 と、訊いてみる ほぼ、美味いと言ってくれる たぶん、お世辞ではない そんなところで ああ、良かったと思っている あと数年すれば 子どもらは家から出て行くだろう そして父ちゃんのご飯が食べたい と、帰って来ることもあるかもしれない いや、ないか 今のこの家族の時間を大切にしよう 二度と戻らない時期があるから 愚痴は言わない 私は家族の美味しいのために 毎日、ご飯を仕込んでいる
これは僕 クルクルまわっている だけどコマじゃない 誰かに糸を巻かれて飛ばされ まわっているわけでない 好きでまわっているんだ これは僕 やはりクルクルまわっている こころは脱水機に入れて 涙は四方八方に散って 乾かさないといけない なぜだって しみったれにはなりたくない それだけだよ 君もそう思うだろう これは君 クルクルまわっている 好きでまわっている 心がこちゃごちゃになったら くるくるまわるといい これは僕 これは君
マイブログを始め一年四ヶ月 アクセス数が十五万をこえました これは私にとってただの数字ではなく 拙い私の詩を読んで頂いただろう たいへん感謝すべきもので 詩作時の原動力となり嬉しきことです ご訪問された皆さま、ありがとうございます なるべく皆さまが元気になるような詩を、と 励んでいきますので 何卒、今後ともよろしくお願い申し上げます。 (脱力系な作品もありますが……。すみません)
少しの寝ぐせ 大きな欠伸して 日曜日のお仕事がある 座れる電車 ラフな服装の人たち 揺られて眠る顔が並ぶ なんだよ、と その寝顔に悪戯したくなる いいんだ 今日は詩の仕事なのだから これも大事なんだ それにしても 詩の世界とはかけ離れた 会議が待っている それでいい 詩が少しでもメジャーに なってくれると思って 詩は元気です、と叫ぼう