ふあふあな時間
6月
22日
お酒を飲んだわけでもなく
薬を飲んだわけではないのに
これがそんなに悪い感じではなく
そうなんです、ふあふあした気分なのです
この状態ではどんな詩が書けるのだろうか、と
今、このだらだらふあふあした
なんの意味も無さげを表現しようとしています
いや、すでにしています
横になりタブレットに右手の中指で
とんとんとん、と
なぜか右眼を瞑って左目で
ぼんやり画面を見て打ち込んでいます
雨が窓ガラスにあたり始めました
たしか窓が開いているのですが
立ち上がるほど現実にはいません
ああ、顔に冷たい雨が吹き込んできました
困りました、この時間が奪われるのは嫌です
でも現実は脅かして急かし始める
さあ、この詩を閉じなければならない
ふあふあはすでに無くなりました
あるのはいつもの痛みを感じる身体
ああ、タブレットを置かなくちゃ
窓が閉めれない詩が終われない