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サウスベイ マネジメント セミナー( Southbay management seminar )は月一回のセミナーを中心に勉強し、時々に親睦をする、乃ち「よく学び、よく交友する」そのような会です。

2014年度 9月 「次世代日系社会の指導者アル・ムラツチ州議員への期待」-日本生まれの若きホープの素顔に迫る-

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日時: 2014年9月10日(水)、6:30PM - 8:30PM
会場: ニューガーディナ・ホテル
講師:半田俊夫(はんだ としお)氏 
講演録担当:佐伯和代

講師略歴:
1942年、戦中の東京生まれ、 慶応大卒。伊藤忠商事に16年勤務。70年代に5年間ロス駐在。帰国後5年ほど中間管理職勤務の後に81年に円満退社し妻、息子、娘を連れて一家4人で渡米。日本出発は5月5日(Go-Goの日)を選んだ。退職金と東京のマンションを売った資金を元にゼロから航空輸出商社を設立。動機はサラリーマンを卒業し後半生を独立自尊の「自作農」として生きること。信条 Think globally, and act locally & globally. 地域社会活動:パサデナセミナー会主宰 (2003以来)www.pasadenaseminar.us 、南加日系商工会議所会頭 (2009 - 2011) 、 アジア11ヵ国米国商工会議所連盟:2009年初代会長、日系パイオニアセンター現会長、命の電話友の会現会長、 茶道裏千家淡交会オレンジ郡協会現会長、小東京評議会:現理事 & Treasurer, LA東京会会長(2009-2013) など。 羅府新報「磁針」欄に2012年以来毎月随筆を執筆中。日刊サンの日本語推進文芸欄ポエムタウンで俳句、川柳の選者担当中。趣味:読書、旅行、音楽、スキー、ゴルフ、茶道、書道、講談。
講演内容:

アル・ムラツチ氏のご紹介。 みなさんにムラツチ氏をご紹介し、つながって欲しいというのが今回の主旨。
現在、11月の選挙に向けて多忙な中、セミナーにも駆けつけてくれる予定。
結論:アル・ムラツチ氏は日本生まれのホープ。 これからの時代を担う人。
背景: 近年、中国の台頭、政治、軍事、経済、で台頭する中、日本は低下している感が 否めない現状。 中国は大国として、米国にも太平洋を二国間で運営していこうともちかけるほど。 米国内の移民 中国、フィリピン、インド、ベトナム、韓国、日本の順。
米国本土への日本人の移民は130年の歴史がある。 韓国はベトナム戦争以降に移民し、30年超の間に日本人の3倍の数の移民となる。 アイビーリーグの大学にも日本人の倍が韓国人、そしてその3倍の中国人。 この他民族の勢いに負けないためにも、次世代を担う若者のリーダーとして、アル氏を 応援したい。
アングロサクソン、ワスプの見えない壁に阻まれて、なかなかメインストリームに日本人は 行けないうえ、政治の世界でもハワイ選出のダニエル井上氏も他界され日本人の存在は薄い状況。 ○ダニエル井上氏は議会で右手の挙手を求められた際も戦時中に右手を失ったことを告げ、 左手をあげた事もよく知られている。 ○引退されたノーマン・ミネタ氏もサンノゼの市長から、商務省長官(クリントン政権)となり、ブッシュ政権でも運輸長官をつとめたほどの人。

今、連邦政府の下院議員にはマイク・本田氏、サンノゼ出身の松井氏、 そして、上院議員には、ハワイでメイジ・ヒラノ氏(福島生まれの一世) アジア人で上院議員になった女性はこのメイジさんが初(現在67歳)。
アル・ムラツチさんは2年前の下院議員選挙で当選し、現在50歳。当選時は48歳。
Bioアル・ムラツチ
1964年沖縄生まれ 帰米二世の父と日本人の母を持つ。 母が日本人ということで、日本人の気質をしっかり持っている。 また帰米2世というのは、戦時中日本で教育を受けた人なので、米国で育った2世の方とは違い、 日本語が完璧で日本が内部にある。 純粋の2世は時代の背景からも米国人になりきる道を選んでいることが多い。 アル氏の奥様、ひろこさんも純粋の日本人。 ということで、アル氏は非常に日本に理解があり、日本がしっかり身体の中に根付いている人。 高校まで日本で教育を受けたあとUC Berkeley と **UCLA Law School :法学博士号取得し卒業。 加州法務省の検察官(弁護士)となり、加州の司法副長官に就任。 現在のジェリーブラウン知事も以前、 加州の司法長官だったことから、ブラウン知事と深いつながりを持つ。 2005年に南加トーランス市の教育委員に当選し就任。 以来同市の教育委員を務めている。 2009年に教育委員長を務めた。教育問題に熱意を持つと共に、日系人の地位向上に尽力を続けている。 2012年の加州州議会選挙に下院選挙66区サウスベイから初出馬し当選。 ダニエル井上氏との出会いもあり、コミュニティーに貢献出来る人になりたいと思うようになった。 66区(レドンドからパロスバーデスなど、サウスベイをカバーしている地区)を勝ち抜き、当選。 この選挙区ではTea Party系共和党候補との戦いとなった。 下院議員の任期は2年ということで、 再び今年選挙を迎え、今年の6月の選挙でアル氏は上位2人に残った。アル氏はわずかな差で2位。 対抗馬は資金も潤沢な候補。加州は民主党が強いが、66区は共和党が勝てるエリアでもあると言われていることから、 今回の選挙は予断を許さない状況。 オバマ大統領の支持率が低いことも厳しい選挙という要因のひとつ。 民主党の各地の応援演説にオバマ大統領を拒絶している候補者もいる。
任期の2年を見ると、加州下院の 天然資源、法律法務関係、予算、退役軍人関連など各種委員会で委員長や 委員として教育財政、自然保護、その他諸々の政策課題に取り組み活動している。
カルフォルニアをDNPでみると、世界で9番目の地位。 アル氏は普段はサクラメントでの政治活動を行っている。 日本人の奥さんと5歳のお嬢さんの3人家族。 日本語も話せる。サウスベイ在住。
国際キリスト教大学にも1年留学。 様々な日系団体、日系外の団体でも活動中。 趣味はサーフィン。
奥様のひろこさん:
ロンドン大学卒号、三和総研就職のち、外務省勤務という経歴。
結婚式でもアルのような侍が日本にはいるか!と言われたほど。
渡米後も東京大学の博士号を 米国の日系社会についての論文で来月取得予定。
妻としても、母としても、政治家の妻としても奮闘中。
地球上の5人に一人は中国人という世界。 ソビエト崩壊、東西冷戦終了後、共産党支配が続く中国ですが、中国人の海外旅行も盛んになり、 ロサンゼルスにも多くの中国人が移民するようになり、米国内で出産をし、米国籍を持つ中国人を増やす傾向も。
韓国も海外への渡航が許されていなかったが、軍事政権が終了し、80年代ころから移民が増える傾向があった。
日本のプレゼンスが低下している中、アル・ムラツチ氏はカリフォルニア州議会から米国議会へと進むべき人だと思う。 そんなアル氏を応援するためには、声かけだけではなく、具体的な方法でお願い致します。
ひろこさんからのメッセージ 半田さんは家族よりもアルを理解してくださっているのでは?と思うほど理解してくださり、 とても感謝しています。 日系人は他のアジア系よりも人口が少ないですが、戦後入ってきた日本人は日系人口の半分を 占めている。アルも戦後の移民ですが、皆さんの声を米国の政界に届ける人として、頑張っていきたい。応援をよろしくお願い致します。 戦後、日系人の特徴として、政治への参加が少ない傾向にある。市民権を持っていても選挙登録をしていない人が多い。そこをなんとか政治参加を促していきたい。 激戦の選挙では、この数が大きなキーとなることは間違いがありません。 選挙の仕方がわからない人も多い現状。そういう方へのサポート体制があるので、選挙事務所にお問い合わせください。期日前投票のサポートも行います。
半田さん:日系パイオニアセンター(リトル東京)では、市民権取得のサポートも行っています。
写真を見ながら 議会で新しい議員が宣誓する場面があった。その際、泣いていた娘さんを抱き、 そのまま宣誓をした姿が各新聞でクローズアップされた。

アル・ムラツチ氏 登場!
今日は私を紹介していただき、ありがとうございます。
私はカリフォルニア66区選出の加州下院議員です。 カリフォルニアの中で一番日本人が多い地区が66区です。
私は沖縄出身で、父は軍に勤務していたので、高校卒業まで沖縄。卒業後、UCバークレー、 そして、ロースクールで学び、初めて立候補したのはトーランス市の教育委員に当選。 カリフォルニアは夢を実現出来るところ、夢を持って来るところ。 カリフォルニアの中でもサウスベイはとても美しい場所、私と同じように、いろいろな場所から夢をつかむために来る人や企業が多い場所。 カリフォルニアは世界中からそういう人が集まる場所です。 私は、経済、教育、この2つの部門にフォーカスし、働きやすく、良い教育が受けられる場所にすべく、 このカリフォルニアで頑張っていきたい。
この2年での働きとして、 Space X:ロケット関連の企業をサウスベイに誘致するなど、経済の発展にも尽力。 州は教育に関する予算を削減していますが、予算をしっかりともらえるよう尽力。

Q&A
Q: 従軍慰安婦像にはじまる韓国、中国の動きをどう思うか?
A: とてもデリーケートで複雑な問題だし、無視する事が出来ない。
Q: 沖縄の独立運動があることをどう思う?
A: 18年間を沖縄で過ごしたので、沖縄は大好きな場所。もし独立運動があるとしたら、ハワイと   同じようにオリジナルの文化を持つことから、気持ちはわかるが、私は沖縄が日本の一部であって欲しい。
Q: マイク・本田さんをどう思いますか?
A: 人権運動がバックグラウンドにある方。大戦中、キャンプにいた経験がある皆さんと同じく、何か、 マイノリティーのひとりとして、トラウマがあるのではないでしょうか? なので、従軍慰安婦問題もその人権問題に基づいた行動なのでは?
Q: サウスベイエリアで大きな日系企業が他州に移動する中、この地区の展望は?
A: トヨタが本社をテキサスに移す事で、約3000の職が動くことになりましたが、 トヨタにも足を運び、副社長などにも会い話をしました。 日産はテネシーに移動したが、 同じ事を繰り返さないためにも何か力になれることはないかと聞いた。しかし、トヨタは 移動する事を決めた。それは非常に残念なことであった。 カリフォルニアのビジネスに関し、法人税など、考える事はたくさんある。 トーランスの市長には、トヨタの跡地に興味を持つ企業もある。ITやハイテク企業など、 カリフォルニアはそういった分野では先進しているはずなので、そういった企業にも注目し、 今後、そういった企業の誘致を考えていきたい。
Q: 投票日はいつ?
A: 11月4日です。 投票率が低く、激戦でもあるので、是非応援してください。 サウスベイエリアなど66区の皆さんには、前回自分を応援してくださり、感謝しています。 今回も頑張りますので、もし、選挙区にお住まいで無い方も、応援して欲しいです。
Q: 今後は地域の代表?それとも州や国政を目指しますか?
A: 今は目の前の選挙を戦い抜く事が大切ですが、将来は日米関係に貢献出来る位置にいたいと思います。   もちろん、今の仕事、そして自分の選挙区も大好きなので、目の前の選挙を戦い抜き、職務を全うしたい。
以上
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