講師:ローラ成松ワッサーマン氏
日時: 2016年5月11日(水)、6:30PM - 8:30PM
会場: ニューガーディナ・ホテル
講演録担当: 藤原 勝
講師略歴:
Nakahara&Wasserman, LLPのパートナー弁護士として、主にEstate Planning(遺言、TRUST,Power of Attorney), Probate, Consservatorship, また訴訟、会社法などを主に扱う弁護士事務所に所属している。また英語だけでなく、日本語も堪能で多くの日本人コミュニティーにおいても、多くの日系人クライエントに対しても橋渡しとして、色々な年代、文化を超えて貢献している。
(ボランティア活動として現在、下記の機関に参加している。)
Little Company of Mary HospitalでのYouth Volunteer,
Torrance Police DepartmentにてEXPLORERのボランティアプログラム、
Gardena Police Departmentにてコミュニティプログラム、
The Go For Broke Educational Foundation Hanashi Oral History Programでのインタビュアー、またCatalogerなど。
ローラワッサーマンはHALSA(HIV&AIDSの法律サービス)、The Little Tokyo Service Center, Los Angeles County Barrister’s Association また Japanese American Bar Associationなどの機関を通して、弁護士サービスを利用できない人たちに向けても様々な形で法律サービスを提供している。
講演内容要約:
自分の健康の悪化や死の結果に伴い、財産の管理及び分配を滞り無く行う為のEstate PlanningとしてRevocable Living Trust and Power of Attorneyを準備しておく事の重要性についての講演。
Estate Planningが準備されてなく、財産が$150K以上あると、
1.Convervatorship
健康の悪化のため自分で身の回りの事や財産管理が精神的不都合や身体的に無能力な状態になると、その人の金銭的、または日常生活における様々な事の管理をするため、裁判所の管理、監督のもと裁判官により任命された代理人が行う事になります。しかし、代理人を選ぶ作業には長い時間と高額な費用が掛る上、代理人候補者の個人情報が誰でも閲覧できるPublic Recordとして記録されてしまいます。
2.Probate
裁判所の管理、監督の下、所有財産の遺産受取りの正当性を審査し、決定するプロセスです。決定が下されるまでの調査に長い時間と費用が掛ります。
Revocable Living Trust and Power of Attorney:
上記のような時間と費用が掛るプロセスを避ける為に、まだ健康で身体的能力や判断力が伴っている内に自分の意志通りに自分の財産管理や遺産分配が出来るRevocable Living Trust and Power of Attorneyを作っておく事が大切です。そのために必要とする時間と費用は上記のConservatorshipやProbateに比較して格段に短時間で安価です。
個々の経費の比較など講演の詳細は以下の参考資料のリンクをクリックしてご覧下さい。
Media:Estate Planning SBMS.pdf
以上。