“讃岐さーもん”は、坂出沖などで海面養殖されたトラウトサーモン(海面養殖ニジマス)です。瀬戸内海の水温が低下する12月に25cm程度の稚魚を網生け簀に入れ、約5カ月かけ育成。毎年4月下旬から5月下旬まで期間限定で出荷されます。冬から春にかけての瀬戸内海の水温はトラウトサーモンの生育に適しており、臭みが少なく適度に脂の乗った“讃岐さーもん”に育ちます。“讃岐さーもん”の養殖が始まったのは、東日本大震災で東北沿岸部のサーモン養殖漁場が大打撃を受け、内陸部の稚魚生産業者が稚魚を出荷できず困っている状況を香川県の漁業関係者が知り、被災地支援の意味も込めて稚魚を購入したことがきっかけです。震災のあった2011年の冬に、県内初のトラウトサーモン養殖がスタートしました。
“讃岐さーもん”は、シナモンやジンジャーなど4種類のハーブを配合した専用飼料で健康的に育てられています。また出荷から消費まで数日を要する輸入サーモンと異なり、水揚げ後すぐに活け締めして出荷するなど、短期間に、高い鮮度のまま消費者に届けるための工夫がこらされています。身がプリプリとしていて魚臭さが少なく、さわやかな旨みのさっぱりとした味わいが特徴。紅色がとても鮮やかで、刺身、カルパッチョなど生食がおすすめです。
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投稿日 2017-05-24 15:22
ワオ!と言っているユーザー