皆さんは宝石の鑑別書と鑑定書の違いをご存知ですか?
★端的に説明しますと、ダイヤモンド以外の宝石(ルビーやサファイア、エメラルド、もちろん真珠も)には
鑑定書は発行されません! すべて鑑別書になります!
ダイヤモンドだけは特別に国際基準があり、米国のGIAが発案した 「4C」 が国際鑑定基準になってます。
4Cとは、カットされた宝飾用ダイヤモンドの品質を評価する国際基準で、色(カラー color)、透明度(クラリティ clarity)、
重さ(カラット carat)、研磨(カット cut)の4点から評価し、それぞれの頭文字から4Cと略します。
★ただ、鑑定書、鑑別書が付いてるからといって、「よいダイヤモンドだ!」、「価値のある宝石だ!」と信用するのは?です!
そういう事で、真珠の品質を表すのは「鑑別書」になります。
さて画像は現在、真珠の鑑別では権威があると言われてる、
小松博氏(元ミキモト真珠)の真珠科学研究所が発行した鑑別書です。
真珠の鑑別書をご覧なられることはあまりないと思いますので参考までに。
(小松氏の許可は取ってませんが営業広告や宣伝ではありませんので許されるかと)
★真珠の品質を表す基準は、照り、色、キズ、かたち、巻の5項目で判断されます。
最近は最高級真珠の呼称と言われる 「花珠」 「オーロラ」 などの言葉(TVショッピング等)を
よく耳にされると思いますが、この鑑別書は 「オーロラ 天女」 と記されています。
オーロラより更に上質の呼称なのか?
★ただどちらにしろ、真珠には確固たる基準となる鑑定基準は国内も国際的にもありません。
それだけダイヤモンドと比べるとその基準が難しいのです。
真珠は一つとして同じものはありません!すべてが違う人の指紋のようなもの!
鑑定があるとしたら真珠の数だけ鑑定書があるということです。
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