奈良県産の珍しい酒米 露葉風(つゆはかぜ)を使い、7号酵母で醸しています。 『風の森 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り 露葉風』 ピチピチしたガス感と酸味(酸度2.2)を舌先に感じ、フレッシュな旨みのある酒です。 【笊籬(いかき)採りとは】 油長酒造が室町時代から江戸時代にかけての酒造文書資料にある 「笊籬」 という清酒造りの技法からヒントを得て、油長酒造が独自に研究開発を重ねた、全く新しい試みです。 技法としては、もろみ中に笊籬状(ザルのようなもの)のスクリーンを沈め、 もろみと清酒を分離する技法で、袋吊りの欠点を補える利点があります。 今までの袋吊りの大きな欠点は、袋より長時間にわたり滲みだした清酒が、 周囲の空気に触れて酸化し、同時に香気成分も揮散することでした。 この油長酒造の新しい技法によって、無加圧に近い状態で浸透してきた清酒を、 周囲の空気に触れることなく採ることが可能になりました。 大切に育て上げたもろみの風味そのままに、香気成分を揮散させるず、旨味を壊すことも無くなりました。 斗瓶採りの欠点を克服した画期的な技法によって、「もろみ」の風味をそのままに瓶詰めされています。 =蔵元談=