32年ぶりに醸された播磨の地酒
2月
19日
兵庫県の地酒といえば灘や但馬が有名ですが、姫路市を中心とした西播磨地域も酒蔵が多い地区。
一説によると、播磨地方が日本酒の発祥の地と云われる文研もあります。
30数年前、大手酒造の桶買いの価格競争に負けて休造する蔵が増えました。
揖保郡太子町で 「旭龍(きょくりゅう)」 を造っていた松尾酒造(上田護国社長)も市場競争に敗れ、
1978年(昭和53年)を最後に酒造りを休止してしまいます。
蔵を継ぐはずだった上田氏は国税局の鑑定官(醸造コンサルタント)となり、
多くの酒蔵に出かけて酒造りを助ける仕事を続けてきました。
上田氏の技術指導を受けていた蔵には太子町の近く姫路市網干区で 「龍力」 を造る本田商店も名を連ねており、
その縁から米・水の調達や酒造設備の貸し出しで松尾酒造をサポート。
2010年(平成22年)なんと32年ぶりに、松尾酒造 「旭龍」 復活となりました。
今年で酒造年3期3年目になります。
★吉田酒店のお母さんの実家の本家が、何と! 松尾酒造です。 (小さい時に蔵で遊んでよく叱られたとか)