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四季織々〜景望綴

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  • ハッシュタグ「#本」の検索結果59件

忘れない嘉代子桜・親子桜

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忘れない嘉代子桜・親子桜

読み聞かせをしている知人から「ぜひ来てね」とチラシをもらったので行ってきました。

読み聞かせの会の方々の頑張りに深く頭が下がりました。
#本

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暗澹とした『変身』

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『変身』 東野圭吾著・講談社文... 『変身』
東野圭吾著・講談社文庫

読後は、暗澹とした気分です。
先日、テレビで見た『麒麟の翼』もそうでしたが、闇がある作品でした。
初めから、忍び寄る暗澹とした恐怖を感じました。

内容(「BOOK」データベースより)
脳移植手術を受けた青年にしのびよる灰色の恐怖。
君を愛したいのに、愛する気持が消えてゆく…。
全編にみなぎるサスペンス。

研究のためだからといっても、在り得る?
これはおかしな選択で、在り得ないと感じました。

それでも最期は、一応しあわせだったのかしら?

#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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オススメの本というので、読んでみました『塩の街』

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『塩の街』有川浩・著 メディア... 『塩の街』有川浩・著 メディアワークス 


★内容紹介★
塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。
その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。男の名は秋庭、少女の名は真奈。
静かに暮らす二人の前を、さまざまな人々が行き過ぎる。
あるときは穏やかに、あるときは烈しく、あるときは浅ましく。
それを見送りながら、二人の中で何かが変わり始めていた……。

第10回電撃大賞<大賞>受賞作にて有川浩のデビュー作でもある『塩の街』が、本編大幅改稿、番外編短編四篇を加えた大ボリュームでハードカバー単行本として刊行される。

中学生のお孫さんがいるブックヘルパーさんが「結構おもしろかった!!」と勧めてくださったので、読んでみました。

読み始めは・・・暗く痛くて、眉間に皺を寄せながら読みました。
彼女(ブックヘルパーさん)の年で、これが読めるとは・・・凄いなぁ!!と感じました。

読み進めていくうちに青春時代に読んだ新井素子さんの『星へ行く船』シリーズの筆致に似ていると感じ、スピードに乗りました。
電撃大賞作品だと分かり、わたしの性に合わないのを納得しました。
今どきの文章ですもの(笑)

#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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金色の野辺に唄う

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金色の野辺に唄う

何とも満ち足りた気分になりました。
この本を読んでいる間、珍しくヒグラシの音色がしていました。
昨夏の京都を思い出しました。

『金色の野辺に唄う』

青すぎるほどに青い空の下、金色に輝く稲穂に葬送の列が行く野辺送り・・・
人々の頭上を舞う赤蜻蛉・・・遠くで聞こえる百舌の声。
小さな少女のわたしは、ほとんど口を聞いたこともないずいぶん年上の男に恋をしていました。初恋です。
その男の葬列を遠くから手を合わせて見送っていました。

装丁の画がこの作品に調和している出来栄えです。

『金色の野辺に唄う』 あさのあつこ・著 小学館

内容(「BOOK」データベースより)
山陰の静かな山あいの町で、九十を超えた老女・松恵が息をひきとろうとしていた。
看取るのは、松恵の曾孫で絵心を持つ中学生・東真(あずま)、松恵の孫に嫁いだ元OL・美代子、
近所の花屋店員・史明、
松恵の娘で稀な美貌を授かり持った奈緒子。
四人ともかつて松恵に受け止められ、救われた過去があった―。
屈託や業を抱えながらも、誰かと繋がり共に生き抜いていくことの喜びを、晩秋の美しい風景の中に力強く描き出した連作短編集。

キーワードは・・・
◆松恵の曾孫・東真(あずま) 焔のような庭の柿の実
◆松江の孫に嫁いだ元OL・美代子 天色の空、百舌の声、・・・「美代子さんは珠を持ってるんや」
◆近所の花屋店員・史明 耳奥に響いた美しい硬質の音、肉の甘露煮と白いご飯
◆松恵の娘・稀な美貌を授かり持った奈緒子 101本の竜胆、樟脳(楠)の匂い、いろとりどりの手毬が遊ぶ柄の晴れ着

昭和の匂いが満載です。

松恵さんは、夫が息をひきとるときに辛い言葉を聞かされました。
それが焔のように燃えています。

それにしても、満ち足りた心地よい気分に浸る本に出合えました。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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深い山には漆黒の闇がある!!

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深い山には漆黒の闇がある!!

ミヤマ・・・たぶん、漢字で書くと「深山」

「御山」でもよさそうですが。

『ミヤマ物語』あさのあつこ・著 毎日新聞社

◆内容紹介◆
深い山奥にあるナゾの村を舞台に、時空を超えて往還する二人の少年。
家族や社会のひずみに翻弄されながら、困難に立ち向かう姿を描く、ホラー・ファンタジー。

◆内容(「BOOK」データベースより)◆
深い山(ミヤマ)には、いろんなモノタチがうごめいている。ウンヌ(雲濡)同じ響きをもった二つの世界をめぐる少年、ハギと透流(トオル)の物語。

あっという間に読み終わりました。
この本、プロローグのような本です。
本1冊がプロローグ。
これで1300円は高いです。

第二部が出ているので、次を読まなくては何とも言えません。
毎日小学生新聞に連載されたようなので、この内容なのかもしれません。
あさのあつこさんの山シリーズにしては、初歩的です。

この夏、寝る前に、ぼちぼち読書をしています。
ぼちぼちですが、久しぶりに本に触れる日々です。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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チグリスとユーフラテス

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チグリスとユーフラテス

青春時代に好きだった『星へ行く船』シリーズの作家さんの作品。
メルマガ(どのネット書店だったのかは忘れました・・・数社のメルマガが届きます)で、神話的人類創世の物語・・・と紹介されていたので、興味津々の気分で、久しぶりに読みました。

新井素子調子になかなか乗れなくて、初めは進まなかったけれど、段々とストーリーに引き込まれました。

最後の章では、再び、相変わらずの新井素子調子に少々息切れしましたが、人間が存在する意味・意義が追求される物語です。

チグリスとユーフラテスは、蝶。

人間だけではなく、いのちは繋がってゆくようです。

ブログルのみなさまの好みではないと思いますが、読書記録としてUPします。

『チグリスとユーフラテス』 新井素子・著 集英社

出版社/著者からの内容紹介
宇宙暦363年。惑星ナインに移住した人類は原因不明の人口減少をたどり、最後の子供・ルナがたったひとりナインに取り残される。「生きること」の意味を問う超大作。第20回日本SF大賞受賞作。

内容(「BOOK」データベースより)
遠い未来。地球の人々は他の惑星への移民を始めた。その九番目の惑星「ナイン」に向かう移民船に搭乗したのは、船長キャプテン・リュウイチ、その妻レイディ・アカリを含む30余名の選りすぐりのクルーたち。人々は無事ナインに定着し、人工子宮・凍結受精卵の使用により最盛期には人口120万人を擁するナイン社会を作り上げる。だが、やがて何らかの要因で生殖能力を欠く者が増加しだし、人口が減少しはじめ、ついに恐れられていた「最後の子供ルナ」が生まれてしまう。たった一人、取り残されたルナは、怪我や病気のために「コールドスリープ」についていた人間を、順番に起こし始める。最後の子供になると知りながら、母親は何故自分を生んだのかを知るために。また、ナインの創始者でもあるアカリに惑星の末路を知らしめるために。ルナと四人の女たちで語られる、惑星ナインの逆さ年代記。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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くじけないで

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くじけないで

5月28日「とくダネ!」のテレビ放送を見ました。

この頃、くじけそうになっていたので、少し救われました。

『くじけないで』柴田トヨ・著 飛鳥新社 

昨日、手元に取り寄せました。

トヨさんの詩は、ほんわか ほわり。

今でも、くじけそうですが、100歳のトヨさんが「くじけない」のだから、わたしも「くじけないで」生きていきます。

いろいろあります・・・生きていくって。

#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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たまゆら

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たまゆら


「離さない。絶対に離さない。もう二度と、行かせたりしない」赦しと救いを描く慟哭の物語。

あの人に逢いたい、もう一度――。ここから人の世が尽き、山が始まる。そんな境界(臨界)の家に暮らす老夫婦の元へ、ある日一人の娘が辿り着いた。山に消えた少年を追っていると言うが……。狂おしい思いにとらわれ、呼ばれるように山へ入った二組の男女が見たものは――。切なさと恐ろしさに満ちた物語。



『たまゆら』あつのあつこ著 新潮社

先日読んだ『ぬばたま』と同じ「山」シリーズです。

久しぶりに魂を揺さぶられる作品に出逢いました!!

「たまゆら」って、何?!
漢字で書くと【玉響】意味は、少しの間。ほんのしばらく。

補説として、「玉響(たまかぎる)きのふの夕見しものを今日の朝(あした)に恋ふべきものか」〈万葉集・二三九一〉
「玉響」を「たまゆらに」とよんだところからできた語。玉がゆらぎ触れ合うことのかすかなところから、「しばし」「かすか」の意味に用いられた。

わたしが漢字をあてると【霊響】
読んでいる間中、背筋がぞぞぉ~~としていました。
山の中をいっしょに彷徨う気分です。

「逢うべき者は、逢うものです」
逢うべき者は、必ず出逢う。すれ違いはない。待ちぼうけもない。山の定めだ。愛のために逢うのか、憎しみのために逢うのか、贖罪のために逢うのか、復讐のために逢うのか。それは人さまざまだ。
逢うべき人がいるのなら、人は山で、逢うべき人と必ず出逢う。
山の定めだ。山に入り込んだ者の運命だ。(本文より)

最後が「コレ?!」とは感じましたが、★5つの作品です。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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『秘密のスイーツ』

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『秘密のスイーツ』

『秘密のスイーツ』林真理子・著 ポプラ社

◇内容紹介◇
人気作家・林真理子が挑む、初の児童文学!
親子で読める心温まるストーリー!
時代を超えた二人の少女が出会う奇跡。
多感な少女の心の移り変わりを繊細に描いた傑作!

◇内容(「BOOK」データベースより)◇
「人のために何かするって、どうしてこんなにうれしいんだろう」不登校の小学生・理沙と、戦時下を生きる雪子。時代を超えて結ばれた二人の友情。心に響く感動の最新作。

物語は東京の小学校で不登校だった理沙が、母親の離婚で、祖父母の住む町へ越してくるところから始まります。ある日、母親と喧嘩して家を飛び出し、神社の石柱の小さい穴に置いた携帯電話を通じて、65年前(昭和19年)の戦時下を生きる雪子と知り合いになるのです。

昨日、図書室を開けて!!という生徒の要望で、放課後に図書室を開館しました。
今年は、図書コーディネーターを頑張る!!宣言をして、毎日のように図書室に通っています。

本屋さんのメルマガを読んでいる時に見つけた『秘密のスイーツ』。
林真理子女史が、愛娘の為に児童書を書いたとか・・・。
どんな作品?と興味を示して、昨年度希望図書にあげました。
この春、新刊図書として入ってきたので、昨日、斜め読みしました。

☆4つというところでしょうか!!
面白く読めました!!

ただ、今どきの子どもに内容が理解できるのかは疑問です。
今どきの子どもは、ぐっとくる組織自体がわたしたちの頃と違うように感じるのです。
何人の生徒がこの本を手にして、読んでくれるのかしら?
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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三十光年の星たち

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三十光年の星たち

『三十光年の星たち 上』 宮本 輝・著 毎日新聞社

人生を変える奇跡の旅へ
「きみの人生は終わったも同然」
謎の言葉をかける老人と、青年は旅に出る。
京都の小路から、はるか宇宙の時間を宿す深遠な生の森へ。

京都に住む三十歳の坪木仁志は、職を失い、恋人に捨てられ、明日の生活もままならない。親に勘当され、金貸しの佐伯平蔵から借りた八十万円の借金を返せるあてもない。そんな坪木に佐伯はある提案をする。それは、借金返済の代わりに坪木を車の運転手として雇い、返済の滞る人びとのもとへ「取り立て」に出かけるというものだった…。

『三十光年の星たち 下』

試練のとき
歳月の豊穣
「三十年間を、きみはただまっしぐらに歩き通せるか」
ひと筋の光を求め、いくつもの人生が織りなす挫折と輝きの物語。
世代を超えて響き合う魂。

佐伯平蔵から金貸し事業の後継者に指名された仁志。悪戦苦闘の日々を過ごす中、仁志が経営を託された「ツッキッコ」の開店日が近づき…。

三十年という歳月は、ひとりの人間に、じつにさまざまな誘惑と労苦を与え続けるのだ。
だからこそ、三十年前、ある人は私の作家としてのこれからの決意をどう信じろというのか、三十年後の姿を見せろ、と言ってくれたのだ。
その言葉は、以来、かたときも私の心から消えたことはなかった。(著者あとがきより)

輝さんの初版本を買うようになって、何十年が過ぎたことでしょう。
ほとんどの小説は読みました。
今回の作品も確かに面白かったです。
★4つというところでしょうか。

最近の輝さんの作品を読んで思うのは、そこに「仏さま」がいらっしゃるということ。
様々な事が起こるのですが、必ず救いがあるのです。
神さまではなく、仏さまです。

この作品は、あまりに上手く行き過ぎて、疑問に感じることがあります。
世の中、そんなに甘くないです。
今回も駄目人間の主人公が出逢いによって、大きく成長します。
でも、その成長の仕方に甘さがあるように感じました。
棚から牡丹餅的です。

毎日新聞に掲載されていましたが、本になるのを待っていました。
連載で読むのは苦手です。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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