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四季織々〜景望綴

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『骸骨ビルの庭 下』 読み終わりました。

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『骸骨ビルの庭 下』 読み終わ...
『骸骨ビルの庭 下』宮本輝著 講談社

内容(「BOOK」データベースより)
育ての親、阿部轍正は、子供たちの一人、桐田夏美への性的暴行の汚名を着たまま、苦悩のうちに死んだ。真相を求めて、八木沢は夏美の行方を追う。過去の謎が謎を呼び、秘密は深まる。一方、八木沢はビルにもう一度畑を甦らせようと一人耕し始める。そして、小さな命が蕾をつけるとき、骸骨ビルの本当の意味が明らかになる。自分は何のために、そして、誰のために、生きているのか?心の奥底から溢れ出す人間への讃歌。すべての生きとし生けるものへ贈る感動の長篇小説。


ゆるやかに・・・様々な人が語るその時の話から、真相が明らかになって行きます。
その真相と庭での畑仕事が重なって行きます。
「生きる」ということは「生かされている」という感謝のもとに存在していることがこころに沁みてきます。

最後は、少し物足りなかった・・・気もします。

それでも、被害者のふりした加害者の夏美が、花に包まれて暮らす夢(家の後ろに桜並木がある)が叶っているところに、これからの夏美の贖罪の可能性を信じたいと思いました。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2009-06-29 20:22

気にかけながら、まだ読んでおりません。

keimiさんの好きな宮本輝さんだから、少し物足りなく感じたのかな…?。

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keimi
keimiさんからコメント
投稿日 2009-06-30 05:32

終り方があっけない感じでした。


姿なき闇の緊迫感があったのに、いつの間にかそれが消えていました。

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Toshiaki Nomura
Toshiaki Nomuraさんからコメント
投稿日 2009-06-29 21:17

闇の中を進んでいて、

一気に明るいところへ引っ張り出された感じですかね・・・。

マイナーな曲が最後メジャーな響きで終わる感じかな・・・。

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keimi
keimiさんからコメント
投稿日 2009-06-30 17:33

姿なき闇の気配はあるのですが、いつもそこにはおひさまが照っている感じでした。


クライマックスは、穏やかにフェードアウトする感じです。

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dote
doteさんからコメント
投稿日 2009-06-29 22:07

満足するには至らなかったですか。

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keimi
keimiさんからコメント
投稿日 2009-06-30 17:34

満足しました。

素晴らしい文章には、いつも感服します。

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