癌・34.6%
3月
11日
昭和12年生まれの人口=150万人:男性70万人・女性80万人【平成21年に誕生日を迎えた時の年齢(総務省統計局)】
この統計は平成21年のデータで、平成31年現時点の昭和12年生まれの男性人口は不明ですが、少なくとも70万分の1の岩太郎は、82歳を迎え、まだ生きていることになります。
しかし、下咽頭癌でステージⅣで放射線治療の継続中です。
人の誕生は、親の選別は出来ません。
社会人になり、上司の選別も出来ません。
天災(東北地方太平洋沖地震)の回避も出来ません。
死の回避も出来ません。
癌の回避も出来ません。病を呼び込まない注意をしても病にかかります。
日本人の平均寿命です。〈女性〉87.26歳 〈男性〉81.09歳。
岩魚太郞は82歳で平均寿命を超えました。
5年相対生存率は表のように34.6%です。
願わくは、34.6%の中に入りたいと思いますが、その希望が叶うかどうかわかりません。
人の意志で回避出来ないことを、【運命:天命】とも言われます。
運命
人間の意志にかかわりなく、身の上にめぐって来る吉凶禍福。それをもたらす人間の力を超えた作用。人生は天の命(めい)によって支配されているという思想に基づく。以下省略(広辞苑)と言うそうです。
岩魚太郞は、その運命と闘っています。せめて34.6%の一人になろうとしています。
死の恐怖と戦っているのではありません。
趣味でシナリオ:小説:を書いてきました。できる事なら……
中小企業の戦い(仮題:記述中):長編小説(A5:300頁)を完成させて死にたい……と思っています。
この小説の中で登場する主婦恵子が、医者から余命半年と言う「癌」の宣告を受けました。その事を、愛する夫に知らせるべきか否かを悩む設定があります。
余生の時間を知らせて共の癌と闘うのが夫婦愛だ……
余生を夫と楽しく暮らしたい。夫が知らない方が……
余生をどうやって暮らしていくのかは、逝く者の意見を尊重すべきだ……
恵子と友人との「癌」=「愛」の苦悩を描いた記述があります。
その記述した作者岩魚太郞が、まさか「癌」になるとは思いませんでした。
癌になってよかった事が一つでかあります。
50歳を超えた子供二人と夫婦四人で、本音で会話が出来たことです。
子供たちに家族の絆を実感させられたことでした。
過去の岩魚太郞の作品集
友情は生きていた:TVシナリオ
おてもやん:TVシナリオ
渓流の夢尚子:渓流写真集
男と女の人類学:エッセイ
岩魚と山女魚が釣れる本:渓流の本
警視庁特捜班:シナリオ小説(Amazon電子書籍)
津輕娘の四つ葉のクローバー:(Amazon電子書籍)
奇妙な矛盾:シナリオ(ラジオドラマ)(Amazon電子書籍)
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