億単位のカネが光と音に化ける…東京都庁プロジェクションマッピング 「都立高ボロボロ」「困窮者支えて」の声も
浮世絵を気取っているのだろうが、ただ毒々しいだけ。=4日、19時頃 東京都庁 撮影:田中龍作=
確定分だけで16.5億円。税金と電力の壮大な無駄使いは「電通のシノギ」だったことが田中龍作ジャーナルの取材で分かった。
新宿の夜空にそびえる都庁舎の壁面いっぱいにお世辞にもアートとは言えない極彩色の絵柄が映し出される。
「プロジェクションマッピング」なる東京都の事業である。映写時間は毎夕7時から9時15分までの間、1回15分、5回にわたって壁面を光で彩る。色使いが仰々しいだけで、感動するものは何もない。
巨額の公費を投じながら都民の生活には1ミリも役立たない事業の発注先を聞いて妙な得心が行った。
コンテンツ制作はじめイベントの運営は「電通ライブ」なのである。