■ボンビー父さんは、男性だけど「暮らし本」に興味があります。住まいや料理、暮らし全部を自分らしく楽しみたいという好奇心があります。
塩山さんという方を初めて知ったのは、10年ほど前に出版された『日々、まめまめしく。』(風土社)という本でした。
正直に言えば、手に取る前は「暮らし本って、どれも似たようなものでは?」と少し斜に構えていたのですが、ページをめくるうちにその気持ちはどこかへ飛んでいきました。
住まい、料理、日常の小さな工夫――どれもが、無理せず、媚びず、でもちゃんと「自分らしさ」で満たされている。
その佇まいに、私はすっかり惹き込まれてしまいました。