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徒然なるままに日暮

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バラトンフュレドの泉と並木道

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アンナ・グランドのロビーから中... アンナ・グランドのロビーから中庭を望む コッシュートの泉 コッシュートの泉 ヨットハーバーと湖のコントラス... ヨットハーバーと湖のコントラストが美しい ホルバートの家。アンナの日の舞... ホルバートの家。アンナの日の舞踏会の舞台だ。 夜半のダゴールの散歩道 夜半のダゴールの散歩道 アンナ・グランドの前でハンガリ... アンナ・グランドの前でハンガリーの月を見上げる 朝のダゴールの散歩道 朝のダゴールの散歩道 バラトン湖に網打つ老人 バラトン湖に網打つ老人
ハンガリー1番のリゾート地、『バラトン湖』のほとりにある『バラトンフュレド』は、こじんまりとした美しいリゾート地らしい街だ。

駅から少し入った緑地にある『アンナ・グランド』に宿を取った。このホテルはハンガリーの著名人が7月26日の「聖アンナの日」を祝う大舞踏会「アンナ・バール」の1825年からの会場であった『ホルヴァートの家』をホテルとした建物である。その舞踏会の会場で朝晩のビュフェを戴いた。夕食がビュフェスタイルと言うのはコンチネンタルの高級ホテルでは珍しいと思うが、舞台が『ホルヴァートの家』だと思えば、ビュフェスタイルの方が舞踏会に居るようで楽しかった。

さて、このホテルのすぐ前には、バラトンフュレドの名物の一つ『コッシュートの泉』がある。

コッシュートはハンガリー独立運動の指導者コッシュート・ラオシュの名前から取られている。ホテルの並びには19世紀に創立された療養院があり、今でも長期滞在で療養を受けている人々が集う。

この泉、いわゆる飲用鉱泉で心臓病に効用があると言われている。療養院の患者はもちろん、一般の観光客も飲み放題で公開されている。

と、なれば心臓病でも何でもないが、ペットボトル持ち込みで汲まずばなるまい。

泉の建屋には、押しボタン付きの蛇口が設えてあり、ボタンを押すと微かなモーター音と共に鉱泉が流れ出る。

一口、口に含めば、凄まじい鉄分の味。んー、貧血に効きそう。

女房は、一口で「ダメ」だそうだが、私はそうでもない。旨いわけでは無いが、十分に飲用に耐える。何せタダだし。

500mlのペットボトル2本を満たして湖畔の散策に出る。80mも行けば湖畔に至る。ハンガリーの海は波も無く静かに揺蕩うていた。

すぐ左手の続く並木道はアジア人初のノーベル文学賞受賞者、インドの詩人タゴールが療養し快癒した事にちなんで『タゴールの散歩道』と名付けられている。全長300mほどの閑静な並木道だ。夜も街路灯の灯りが美しいが、やはり早朝、バラトン湖の靄にかすむ時間帯が一番美しい。秋の紅葉の頃となればなおさらだろう。

夜、部屋に戻れば鉱泉を入れたペットボトルは鉄分が酸化して少し濁っていた。
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ハンガリー国鉄 バラトン北線

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バラトンアルマーディ駅。バラト... バラトンアルマーディ駅。バラトン北線では大きな駅の一つ。 列車を待つベンチに春の日差しが... 列車を待つベンチに春の日差しが柔らかい。 一等コンパートメント。意味ない... 一等コンパートメント。意味ないかも。 二等車両もガラ空き。のんびりと... 二等車両もガラ空き。のんびりと湖畔を進む。 自転車専用車両。稼働率はともか... 自転車専用車両。稼働率はともかく、連結していることが素晴らしい。 バラトン湖を望む バラトン湖を望む そして、これがバラトン富士。 そして、これがバラトン富士。 犬 ノーリースで公共交通 ダメ... 犬 ノーリースで公共交通 ダメでしょ。
今回の旅では、列車にも乗った。「ハンガリーの海」と言われる『バラトン湖』の北側を走る路線だ、左手にバラトン湖やティハニ半島を眺めながら45分程度の旅。

乗車駅は「バラトンアルマーディ」。ブダペスト南駅から来た急行がバラトン湖の沿岸では各停に代わる。バラトン湖は南線が幹線なので、北線は電化もされておらずディーゼル機関車が客車を引くローカル線だ。

とはいえ、中欧一、琵琶湖を一回り小さくした面積を持つバラトン湖はハンガリーを始めドイツ、チェコなどの周辺国からも人気のリゾート地であり、夏場は湖水浴客で大変な賑わいを見せるという。5月の今の時期は、子供たちのスプリングキャンプの時期らしい。まだ、湖水浴はできず、オートキャンプ場に泊まるトレーラーの客は、地元に言わせれば「みんなドイツ人」らしい。ハンガリー人は、「まだ来ない」時期だそうだ。

お蔭で、1等のコンパートメントを取った切符の車両はガラ空き。2等車両も見に行ってみたが、こちらもサマーキャンプの子供たちの団体を除けばガラガラの状況、ハンガリー国鉄が大赤字なのも、むべなるかなという感じだった。

感心したことは2つ。まず、運行は定時に行われていた。乗車車両の他にも列車を見たが、どれも定時運航で時刻表の信頼性は極めて高いと感じた。

もうひとつは、自転車専用客車。まぁ、ヨーロッパだから、と言ってしまえば、それまでだが、こういう部分のインフラが「自転車での旅」を当たり前にしている。

車窓の眺めはトーマスクックの「景勝路線」に指定されている、と言う割りには然程の物でもなく、バラトン湖も「間近に見える」という感じではない。あんまり風景を期待せずに、のんびり田舎の鉄道の旅を楽しむ、という心持の方が適しているだろう。

このまま乗り続ければ温泉湖で有名なケストヘイや洞窟温泉、洞窟探検で面白そうなタポルッツァへ行けるのだが、今日の宿はバラトン湖最大のリゾート地『バラトンフュレド』に取っている、って、おーい、行き過ぎとるやないかい。(ま、予定通り)

右手にハンガリーには珍しい「山」が見えてきた「バダチョニトマイ」で降りる。駅を出て件の山を眺めれば、おお、これぞまさしく「バラトン富士」(命名)。

左手の丘に小規模な葡萄畑を眺めつつ、「バラトンフュレド」まで鉄道に沿って戻る。自動車道の方が鉄道より丘側を走っているので湖からは遠いが、その分高い場所になるので、むしろ鉄道よりも見晴らしが良い。
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バンド村 民家で食事

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村のレストラン 村のレストラン バンド村 民家で食事 バンド村 民家で食事 バンド村 民家で食事 バンド村 民家で食事 ランプシェードが美しい ランプシェードが美しい
陶器の郷『ヘレンド』から、ものの10分も走ったところに在る民家レストランで昼食。

ドガンとした大皿を取り分けるタイプが民家風という事か。スープはレンズ豆、サラダはキャベツとトマトのざく切り。女房が頼んだ「コケモモのジュース」などは、この盆地の平原では貴重なビタミン源と思わされる。メインは鶏と豚だが粗にして野という感じの大皿料理。

この肉を、この後に向かう『バラトン』辺りの白ワインで流し込む。これも、また粗にして野。
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陶器の郷 ヘレンド

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陶器の獅子が出迎えてくれる 陶器の獅子が出迎えてくれる 工房では、まずヘレンドの歴史。... 工房では、まずヘレンドの歴史。
英語ナレーション、日本語字幕で判り易く学習できます。
職人さんも中々のショーマン。 職人さんも中々のショーマン。 絵付けの工程 絵付けの工程 モール付けの工程 焼成すると真... モール付けの工程
焼成すると真っ白になる
もっとも難しくヘレンドを代表す... もっとも難しくヘレンドを代表する抜き彫りの工程
現在でもヘレンドではすべて職人の手作業で制作しているとの事
美しい絵皿の数々 美しい絵皿の数々 Caféにてエスプレッソを戴く... Caféにてエスプレッソを戴く。
私のカップは「ロスチャイルド・バード」のカップ&ソーサー
ということで、日本円では30,240円也
ハンガリーの名産品の一つに数えられるのが『ヘレンド』の陶磁器。現在ではヘレンド村に体験工房や記念館、Cafe、ショップを有した立派な施設が在る。日本でも良くある陶芸の里のパック施設と同じ物だが、中々こじゃれているし綺麗な施設なので行ってガッカリ、という物でもない。

工房棟では、まずはシアターで「ヘレンドの歴史」をお勉強させてくれる短編VTRが上映されるが、字幕はご丁寧に日本語表示。こういう所は、日本人団体ツアーの呼び込みどころを押さえている。続いて簡易な皿の型抜き工程や繊細な絵付け、ヘレンドを代表する手作業による「抜き彫り」、薔薇の装飾作りなどを1時間位で一通り実際の職人が見せてくれる。

本当は体験コースでバラの花を造りたかった(以前、BSの紀行番組でやってたので)のだが、今回は見学だけ。実は、ヘレンドに行くのに道を迷って約1時間のロスが出たので仕方ない。

工房見学とセット料金の博物館にはヘレンドの名作が展示され、焼き窯も原型展示されていた。買いはしないがショップにも寄ってヘレンドがメジャーになった『クィーン・ヴィクトリア』シリーズや窯のルーツとも言える東洋陶磁器の影響を色濃く受けた作品などを見て回る。(ヘレンドの大元は東洋陶磁器の修復屋だったそうだ)

ショップの品はどれも良い値段だが、日本語が判らない店員さんを良い事に「食器棚ごと持ち帰りだぁ」などと言って女房の顰蹙を買う。

併設の「APICIUS」と言うお洒落なCafeでは、工房見学のチケットでお茶を飲めるが、もちろん器はヘレンドの高級品とあって、何となく只のコーヒーがリッチに感じる。この辺がブランドの威力なんだろう。

ざーっと見て回って約2時間。昼食は、ちょっと走って平原の中のバンドという村で民家料理を食す。コケモモのジュースなどあり、重要なビタミン元なんだろうなぁ、と思いつつ、ひたすら肉とジャガイモを、この後に向かうバラトンあたりのワインで流し込む。肉料理だが白ワイン、ハンガリーでは勿論赤も有るが、ワインは白が主流のようだ。
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