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投稿日 2011-05-24 11:05
四季織々〜景望綴
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keimi
「離さない。絶対に離さない。もう二度と、行かせたりしない」赦しと救いを描く慟哭の物語。 あの人に逢いたい、もう一度――。ここから人の世が尽き、山が始まる。そんな境界(臨界)の家に暮らす老夫婦の元へ、ある日一人の娘が辿り着いた。山に消えた少年を追っていると言うが……。狂おしい思いにとらわれ、呼ばれるよ...
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投稿日 2011-05-22 21:32
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
2年振りに、前作の 『ピザマンの事件簿』 に続くシリーズ2巻目が発行されていました。 前作と同様、主人公はピザハウス『カーロ』で夜間の配達係をしながら、昼間は本来の大工仕事をこなしている<テリー・サルツ>です。 前作で、離婚(中?)の妻<メリールー>が、よりを戻そうと夫<テリー>の近くに引っ越してく...
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投稿日 2011-05-18 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
冒頭の「はじがき」から「あとがき」まで、息をも付かせぬ緊張感で最後まで一気に読ませてしまう構成でした。 小学校5年生の<森沢藤子>は、教室内でいじめが横行する中、クラスの男子<K>から逃れようとして遮断機が下りている踏切を渡ろうとするのですが、追いかけてきた<K>は運悪く電車にはねられ死んでしまいま...
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投稿日 2011-05-16 21:26
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
主人公は警視庁捜査一課の主任警部補<羽賀亮>ですが、鳶職や家屋解体業として、今は母親が社長を務める堅気の「羽賀組」の4代目ということで、「組長刑事(デカ)」と呼ばれています。 <羽賀>の会社兼自宅に狙撃があり、2年前に逮捕した事件を組んだ刑事<城所等>が頭に銃弾を受け、昏睡状態に陥ってしまいます。 ...
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投稿日 2011-05-15 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
副題に「耳袋秘話」と付く、殺人事件シリーズです。 主人公は南町奉行所の奉行<根岸肥前守鎮衛>で62歳、市中の情報は知らないモノはないというところから「大耳」と呼ばれ、裏稼業の世界では肩に赤鬼の入れ墨を入れていることにより「赤鬼」と呼ばれています。 物語は祝言の日に花嫁が消え、その花嫁の着物を着て狐の...
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投稿日 2011-05-13 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
映画好きの人にはまず読んでいただきたい、と言うよりは、読まなければいけない感動の一冊でした。 映画に対する登場人物たちの真摯な言葉や姿勢に涙する場面が多々あり、ひとつのことに情熱を燃やすことの素晴らしさを教えてくれています。 39歳で独身の<歩>は、17年勤めていた開発会社の課長職を捨て辞職、折しも...
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投稿日 2011-05-11 20:14
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
時間が取れれば、本来は自分の専門分野の書籍を読めばと思うのですが、「まっ、いいか」と興味ある分野へと引かれてしまいます。 「医学」「企業・経済」「司法・警察」といった特殊な分野の小説は、普段接することが少ない世界ですが、逆に日常生活に関連した部分が多く、興味を持ちます。 『バイアウト』は、音楽プロダ...
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投稿日 2011-05-10 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
2006年3月から間は飛ぶが2007年7月にかけて、著者のにちじょうの生活形態を綴りながら、日記のような形で哲学が語られています。 哲学の専門家の文章に対して、わたしには解説すべき力もありませんが、膨大な登場人物の列挙とその人物の代表的な著書を開設しながら、自説を展開しています。 「何でみえるのか」...
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投稿日 2011-05-07 21:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
中学入学からバドミントンを始めた主人公<水島亮>は、2年半の部活を追えて、高校受験に臨もうとしていましたが、横浜湊高校のバドミントン部監督の<海老原>から、「うちにこないか」とスカウトされ、スポーツコースではなく姉の<里佳>の教えもあり進学コースで入学を果たします。 同期には双子の<東山ツインズ>、...
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投稿日 2011-05-03 19:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
少し前(2009年11月)の発売ですが、コメンテ−ターとして活躍されている池上彰さんの本を読みました。 NHKの「週刊こどもニュース」のお父さん役で、子供にも時事問題を分かりやすく解説していたのを、懐かしく思い出します。 リーマン・ブラザーズの破綻で始まった世界金融危機を発端として、その後の日米関係...