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投稿日 2010-03-11 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
文化3年3月4日(1806年4月22日)の江戸の大火で焼き出された紅白問屋の一人息子<爽太郎>は9歳は、家も親も失いみなしごになってしまいます。 生き延びるために、<爽太郎>はみなしご仲間の<徳松>や<竹次郎>達と手を組み、置き引きやかっぱらいをしていましたが、やがて鰻屋の「十三川」に奉公、一人娘の...
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投稿日 2010-03-09 21:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
仲のいい大学生仲間の<秋内静(せい)>は秘かに<羽住智佳>に思いを寄せ、<智佳>の高校時代の友人<巻坂ひろ子>と付き合っている<友江京也>と4人で、学生生活を楽しんでいましたが、ある日目の前でみんなが通う大学の微生物学の助教授<椎崎鏡子>の10歳の息子<陽介>の交通事故死を目撃してしまいます。 <静...
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投稿日 2010-03-06 21:36
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
大和郡山市の「山本病院」が、患者さんに不用な手術を行い死亡させた事件がありました。どこまでが「医師の裁量」なのかを考えさせられる事件だと思います。 お医者さんとは、今の高度医療社会の中ではどのよう立場であるべきなのか、考えないといけないですね。 作者の<夏川草介>氏は、信州大学医学部を卒業後長野県の...
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投稿日 2010-03-04 19:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<森浩美>さんと聞いても、ピンと来ませんでした。 <SMAP>や<Kinki Kids>、<酒井法子>等の作詞を多く手掛けている作詞家さんだそうですが、いい短篇を書かれています。 歌詞では、凝縮された世界を表現しなければいけませんが、小説となると幅が広がるのか、心温まるお話が出来あがっています。 愛...
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投稿日 2010-03-02 21:32
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
12月23日のイブイブから、12月24日のクリスマスイブまでの一日を、青森駅を舞台として、鉄道マンと乗客との人間模様が描かれた一冊でした。 主人公は26歳の<城野修一>で、車掌研修時代のある不祥事で駅員として青森駅に勤務していますが、改札口で9年ぶりに元カノの<横須賀敦子>と偶然顔を合わせるところか...
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投稿日 2010-03-01 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
美術史の翻訳家<原柊子>は45歳、マンションに一人住まいの母<津田桐子>の横の部屋を仕事場としています。 母娘でプーケットに旅行した時、離婚して母と住んでいる15歳の帰国女子である<美海>と建築家である父親の<根岸英彦>達と知り合い、<柊子>は<英彦>と一夜限りの関係を持ちます。 日本に帰国後、友人...
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投稿日 2010-03-01 08:42
日々是勉学
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らっち
自転車通勤を多くしたのと、新しいMACを面白がって触っていたので、読書時間が少なくなったようです。 2月の読書メーター読んだ本の数:11冊読んだページ数:3159ページ2010年 中国経済攻略のカギ (PHP文庫)気になる一文:驚くべきことに、中国の国家統計局は、マイナス成長であると唯一発表した山西...
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投稿日 2010-02-25 21:25
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<井伊大老>が暗殺された江戸幕末を舞台に、15歳で元服を済ませた<水谷秀太郎>を主人公に据え、若き武士の心意気を描いた青春小説でした。 ある日<秀太郎>が通う「心厳流」の道場主<杉田格右衛門>が3人の暴漢に襲われ、瀕死の重傷を負います。 <秀太郎>と道場の先輩達とで事件の解明に臨んだ結果、敵対する「...
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投稿日 2010-02-25 13:13
四季織々〜景望綴
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keimi
作家宮本輝氏の作品との出逢いは、このテレビドラマから始まりました。 書名から、なかなか原作本に到達しなかった記憶があります。 それから、他の作品を数冊読んで「この作品も以前にドラマで見たことがある」と思ったものでした。ドラマラッシュの時代だったのでしょう。 ドラマを見て、原作本を読むと、多少違うとこ...
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投稿日 2010-02-23 21:32
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
鮮やかな手並みでビルに忍び込み、金庫から大金をせしめる窃盗犯の<山猫>を主人に据えたピカレスク小説です。 強盗事件で、出版社の社長<今井>が殺されますが、雑誌記者の<勝村>は、先輩でもある<今井>から生前に不審な電話を貰っていました。 殺人現場に取材に出向いた<勝村>は、そこで捜査に当たっている大学...