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105kg挙上 血糖値・血圧・関節痛への対応

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105kg挙上 血糖値・血圧・...
昨夜(2021年9月7日)、ベンチプレスの人生最大挙上重量を更新。
105kgの挙上に成功しました。
体重は70.0kg以下をキープしているので、自重の150%の挙上に成功した事になります。
60歳9か月。まだまだ成長途中です。

ベンチプレスは、体重を重くして筋肉量が増えやすい状態に持っていった方が有利です。
しかし、大量の食事は血糖値を上げ、また血圧にも悪影響を及ぼします。
60歳を超える肉体には、様々な障壁があります。
僕は遺伝的に血糖値が高めですが、いわゆる糖尿病と診断されれば、一般的な治療としては食事が制限されるので、筋肉量を増やすどころではなくなります。
血圧が高かったり血管に柔軟性がない場合は、大きな事故が想定されるので、高負荷をかける運動そのものができません。
激しい運動に伴い上昇する尿酸値にも要注意です。
ベンチプレスの重量を向上させるには、身体を大きくしながら健康を維持するという、相反することを同時にやる必要があります。
そのため、食事内容を熟考する必要があります。
狙うは、病気にならないギリギリのラインです。
ここ数ヶ月、平日にササミ中心の食事を実行しています。
この食事、美味しいですし腹いっぱい食べていますので、辛さは皆無です。
むしろ、体調もよく快適です。
その他必要な栄養素は、サプリメントで補い、活動に必要な感染対策も論理的に効率よく行っています。(もちろん、完全な安全などはどこにも無いことは承知しています)
週末には、精神衛生上の問題を解決し肥大した筋肉にエネルギーを投入するために、美味いもの&食べたいものを基準として充分に食べています。
そういうわけで、修行僧のような生活をしているわけではありません。

2020年6月4日に人生初の100kgを挙上した時点では、血糖値などの諸条件を無視し、イチかバチかで大量の食事をし続け、体重74kg以上をキープさせてました。
100kgの挙上はできましたが、ダメージも大きく、「太った腹回り、疲れ切った表情」の自分を好きにはなれなかった。
現在の体重70.0kg以下という条件下で筋肉量を増やす作業は困難な道ですが、体調及び体形にも問題がなく、無理なく継続できる方向になったと感じています。

ベンチプレスで戦うべきものは、体重の管理だけではありません。
人間が支える限界の重量に挑戦するという事は、肩関節、肘、手首、腰などにこれまで経験した事のない負荷がかかります。
関節の故障とは隣り合わせですが、怪我の状態になってしまえば治療に長い時間を要し、部分的なトレーニングに切り替える必要があります。
そうならないため、またそうなったときのためには、知識のレベルと能力の高い、気の合うトレーナーに付いてもらう事が近道です。
弱点を見つけては補強のためのトレーニングを繰り返すというPDCAサイクルを、2人で回していくことになります。
僕の腰は若いころから椎間板に問題があり、なおかつスカイダイビングでの墜落で腰椎に変形があるため、恐らく筋肉が弱ると足のしびれなど比較的大きな問題が出てくるはずです。
また必要なトレーニングを行っていても、そもそもの骨格が細いので、手首や肩は常に注意が必要です。
実際、今年も左手首は5月から続く痛みを抱えています。

そのような問題を一つ一つ乗り越える事により、60歳を超た肉体でも明確に成長します。

まあ、この年齢であれば、誰しも何かの問題を抱えているでしょう。
その問題を治療して正常に向かわせるのではなく、問題個所の性能を上げてしまうという発想が今の僕を支えています。
腰椎の問題と肩関節の問題は、筋肉の鎧でガードする事で、何とかバランスを保っています。
血糖値の検査で指先にブチブチと穴を開けられるのが嫌なので、エネルギーの燃焼工場である筋肉を増大させ、燃費の悪い体を作ってバランスを確保しました。
治療という発想では、こういう方向性に向かえないのではないかと思います。
僕が言いたいことは、目標を持つことによって解決できる問題もあるという事。
また、目標を立てるのに遅すぎる事は無いという事。
それを証明しながら、まだまだ前進あるのみです。

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