記事検索

789. 着床障害にプライミング効果が関係?

スレッド
789. 着床障害にプライミン...
「妊娠成立、維持には
免疫の適度な活性化が必要」
であることは、
現在、明らかにされています。

また、免疫の予備刺激(プライミング)は、
免疫のプライミング効果として、
よくわかってきています。


ところで、
精液の中の精子以外の液体(精漿)には、
夫由来の可溶性抗原が存在しており、
自然の妊娠現象では、性交後、
子宮内膜ヘの精漿によるプライミングが起った
その約一週間後に、
卵管で受精した受精卵の子宮内膜への着床が
開始しています。


注目すべきことは、
「精漿による免疫的プライミングが、
その後に起こる着床現象に
有効性がある」

という可能性が近年、
マウスの実験で報告されていることです。


体外受精・胚移植では、
精漿によるプライミングはありませんので、
母体の免疫応答能が低下していれば、
着床に障害が起こる可能性が考えられます。



ワオ!と言っているユーザー

  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ
ハッピー
悲しい
びっくり