79. 30歳から34歳のあなたへ
3月
15日
一度ならいざしらず、二度までも。
幸福の絶頂から先行き薄暗い不安の道。
だれも自分のつらさを本当にはわかってくれない孤独感。
これからの妊娠がこわい。
そんな心細い心境のあなたに、
神経を逆なでするような、
多くの友人からの出産ニュース。
幸せ通知の絵葉書。メール。
そんな時でも、自分のつらい心境にふたをして
出産のお祝いを贈り続け、
祝福してあげたあなた。
時には嫉妬心が芽生えたはずです。
でもそれが普通の人の心の反応ですよ。
そんなときには、
反対に、
その人から幸せのパワーをもらってください。
身内からの性急な期待、
友人からの過剰なアドバイス、
30歳から34歳頃の年齢の人は、
当院受診の不育症患者さん563名の
精神分析結果によれば、
それ以前の年齢の人とそれ以降の人に比べて、
最も不安障害の頻度が高い年齢層でした。
過剰なストレスは、
子宮内のらせん動脈を収縮させ、
胎児への血液供給を減少させることによって、
流産のひとつの大きな原因となりますよ。