74. 青クリ初診の不育症患者さんの平均年齢は35歳
1月
26日
2〜15回連続流産されている患者さんの
初診時の平均年齢は、
35歳でした。
比較対照として、
1998年から2007年の間で、
名古屋市立城西病院にて、
診させていただいた不育症患者さんの平均年齢は
33歳でした。
青クリ患者さんは、城西患者さんより、
2歳も平均年齢が高いのです。
また、青クリ不育初診患者さんの
24%(4人に1人)は、
38歳以上でした。
年齢の壁、
不安、抑うつ気分、パニック様症状の出現、
難治性不育症、
不妊症合併不育症
などの困難な状態を持った患者さんが
多く受診されているのです。
青クリ不育初診の775人中、
141人(約18%)(5人に1人)は、
体外受精による妊娠、流産を経験されていました。
年齢的な要因により、
自然妊娠可能なご夫婦であっても、
不育症があるため、
少しでも早く妊娠したいという
必死な思いが、
体外受精という生殖技術に依存しているようです。
誤解されないように、言い換えますが、
体外受精により不育症が治療できることは
まったく、ありません。
反対に、
一流の体外受精クリニックにおいて、
グレードの高い良質な胚盤胞を何回移植しても、
妊娠反応すらでない、
いわゆる着床障害が疑われる患者さんが、
青クリに紹介されてきています。
青クリにて、精査と移植前より必要な治療をして、
過去5回以上の移植回数を経験していた患者さんが、
その後、同様に移植治療を受けられて、
その25%が妊娠反応陽性になり、
少数例(5人)ではありますが、
全員、その後の妊娠維持に成功されています。
また、40歳以上45歳までの妊娠維持成功例は、
22人いらっしゃいました。
1回の妊娠についての成功率は、
63%でした。
この治療実績の詳細は、
ホームページをご覧下さい。
投稿日 2010-01-29 01:43
ワオ!と言っているユーザー