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43. 悲嘆のプロセス:その1、「パニック」

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43. 悲嘆のプロセス:その1...
安心しきった状態のときに「流産です」と言われたとき、
予想外にも、また繰り返して「流産です」と言われたとき、
「パニック」
になりませんでしたか。
たぶん、そのときは、瞬間的に頭の中が真っ白
になっていたと思います。
すぐには感情表現すらできなかったのではないでしょうか。
感情が一時的に麻痺してしまったのです。

実際、ほとんどの場合、超音波検査で、
赤ちゃんの生死、あるいは正常妊娠の有無が、
まるでロシアン・ルーレットのように、
残酷なぐらいはっきりと、突きつけられます。

流産を宣告されたとき、
すぐに泣き崩れる心理状態ならば、まだいいのです。
本当にきつい場合は、ショックのあまり、
一見、冷静で淡々と、第三者的に対処されます。
たぶん、自分自身の人格までも壊れないように、
感情麻痺、現実逃避
が一時的に起こっているのではないかと思われます。

この感情のプロセスは、無理に変えることなく、
ある程度の時間と、
周囲の深い理解がぜひとも必要です。
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yujukoさんからコメント
投稿日 2009-08-06 16:09

はじめまして。いつも拝見しております。今回「パニック」とのことで、私もこうだったなぁ・・・と思いコメントしました。私はこの1年の間に3回妊娠して、3回とも悲しい結果になりました。いつも、すぐには涙も出ず、とにかく無気力というか、異常に冷静な自分に「なぜ」と思うことがありました。周囲からすれば、立ち直りが早いと思われてしまい、結構傷つくような言葉もかけられたりしました。でも今回の記事を読ませていただいて、少し気持ちが救われた気がしました。ありがとうございました。

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