最近、PRP療法について、
ご質問がありましたので、
まとめてみました。
PRP療法とは、
(platelet rich plasma)
着床障害の新しい治療法のひとつとして、
自分の血小板豊富な血漿を
子宮内腔に注入する治療法です。
2015年に中国から最初に報告されたようです。
もともと、PRP療法は、
再生医療として整形外科、皮膚科等で、
実用化されている治療法です。
血小板の持つ成長因子が、
組織増殖、血管新生に効果が期待できるからです。
2015年の中国からの報告では、
子宮内膜が薄く(7mm以下)て、
5名の体外受精・胚移植ができない患者さんに、
PRP治療したら内膜が厚くなり、妊娠成立した
という内容でした。
その後、多くの臨床研究が進行中です。
効果に否定的な論文もありますが、
概ね現時点では
ある程度の効果がありそうです。
子宮内膜が薄くて、
胚移植の不成功が続いている方には、
良いかもしれません。
ただ、子宮内膜の免疫状態を
改善する治療法ではありませんので、
同種免疫異常による原因の
治療にはなりませんよ。
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