672. コロナ、免疫、怖い
6月
8日
サイトカイン・ストーム(免疫の暴走)
という医学用語がよく聞かれ、
免疫の異常が問題視されています。
サイトカインとは
身体の組織に異常が起こったとき、
その異常を治すため、
免疫細胞から放出される物質です。
サイトカイン等により炎症反応が惹起され、
組織の異常が修復されていきます。
ところが、
サイトカインの中でも、
炎症性サイトカインと言われる
インターフェロン(IFNγ)、
腫瘍壊死因子(TNFα)等が
大量に放出され過ぎると、
そのサイトカイン等が
全身の血管壁等も障害してしまうのです。
この状態がサイトカイン・ストームです。
不育症・着床障害の方においても、
子宮内膜組織に異常があると、
同じように、
そこに炎症が起こり、
その結果として、仮に、
インターフェロン(IFNγ)や
腫瘍壊死因子(TNFα)等が
異常に高値になっていれば、
それが胚や胎児側組織に障害を
起こすのです。
当院では、
3種類以上の同種免疫検査をして、
その結果に基づき、
ステロイド免疫抑制治療と、
ピシバニール免疫刺激(調節)治療、
さらに免疫に関係を及ぼす精神療法も
併せて行っています。
当院のステロイド治療と
ピシバニール治療は、
その使用量と治療方法、
さらに、その管理方法において、
私の40年以上の研究実績と
治療経験に基づいており、
当院オリジナルのものであります。