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569.第19回 「青クリの会」 のご報告

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569.第19回 「青クリの会...
2018年7月7日(土曜日)の午後に
名古屋駅前のミッドランドスクエアにて
第19回「青クリの会」を開催しました。


今回の出席者の約8割の方が、
何回も体外受精・胚移植しているのに、
妊娠しない、あるいは化学流産、臨床流産
を繰り返されている方でした。

そのほとんどの方は、
その原因が いつも、
卵の老化、卵の質によるもの
と、説明されているようでした。


私が不育症の研究を開始した40年前も、
同じようなことが起こっていました。

流産する子、死産する子は
もともと流産・死産する子だった
と、説明されていたのです。

ところがその数年後より
流産児、死産児の染色体が
検査できるようになり、

染色体(遺伝子の塊)が正常ならば、
運命的に流産・死産する子ではなかった
ことになります。

つまり、子宮内に原因がある
ということになります。

この染色体検査の進歩により、
不育症の研究が
大きく前進するようになったわけです。


体外受精卵(胚)についても、
欧米の最新の
着床前(異数性)遺伝子検査
(NGS法によるPGT-A)
によると、
グレードの良い良好胚であっても、
年齢に比例しますが、
約50~80%も
偶然的な染色体の数の異常が
あるそうです。

ただ、ほとんどが偶然的異常ですから、
平均70%の異常率としても、

3回移植して不成功の場合、
3回とも胚の異常による原因の確率は
50%以下と計算されます。


従って、残り、
50%以上の確率で、
胚以外の子宮内環境に問題がある
と推測されるのです。

着床障害の可能性があるのです。



講演では、
以上のような総論から、
「基本を知りたい不育症」
「基本を知りたい着床障害」
について、説明しました。


また、最新情報として、
米国における生殖医療についても
お話ししました。


「過剰な炎症」は、危険因子ですが、
「適度な炎症」は、妊娠維持に必要である
可能性が高いこともお話ししました。



次回の「青クリの会」は、
12月9日(日曜日)午後の予定です。

次回が丁度、20回目の会となりますので、
これを最後として、

いったん定期的な講演会は
終了させていただきます。


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