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268. 「異常なし」と言われたとき

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268. 「異常なし」と言われ...
「異常なし」と言われ、次の妊娠に希望がもてない。

このような相談が、ときどきあります。

「異常なし」と言われれば、
一般的にはうれしいはずです。
異常がないと判断されたのですから。

健康診断や、がん検査で「異常なし」と言われたら、
本当に安心しますよね。


でも、
不育症や着床障害の検査で「異常なし」と言われたとき、
過去の繰り返した流産や、
何回も繰り返した体外受精・胚移植の不成功の原因が、
本当に、「異常なし」なのか。
繰り返す原因はないということなのか。

何か納得できない部分はありませんか?


仮に、本当に「異常なし」ならば、
過去のすべては、
卵の偶然的染色体異常を含めた偶然的な原因
によるものということになります。

偶然が連続して起こる確率はどんどん小さくなっていきますが、
もちろん、その可能性はあります。


しかし、
結果として、
何回も繰り返し、
流産や不成功を経験されているのです。


この辛い辛い経験が、
あなたの身体と、
あなたの心に、
何か変化を及ぼしているかもしれません。

人は感情の生き物です。


結果として、
イライラ、不満、不信感、あるいは無気力
という気分になっていませんか?


そんな自分の心の状態を、
担当医に話すことができましたか?
診察してくれましたか?


過剰なストレス状態は、
不妊症(排卵障害、受精障害)だけではなく、
着床障害、不育症の大きな原因のひとつですよ。

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