ある患者さんが、
実のお母さんから、
「赤ちゃんを殺すから、もう止めなさい」
と、言われたそうです。
10年以上にわたって、
数え切れないくらい流産して、
それでも、
こころを振り絞って、
がんばり続けている患者さんの、
その実のお母さんです。
私は、少しでも可能性があるかぎり、
可能性のあるすべての治療をしています。
私からは、あきらめましょうとは、言えません。
お母さんにとっては、
いつまでたっても、自分の娘であり、
その娘が、
心身ともに、苦しくなっていく姿をみて、
言われたのだと思います。
その涙は、本当に重そうでした。
でも、がんばっている今と、
今までのがんばりは、
誰もが認めているはずです。
亡くなった多くの小さな天使たちも、
きっと、
あなたを
あなたの人生を応援していますよ。
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