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- 出窓、卵、お断り~お題bot*( @0daib0t )より
出窓から彼の姿を確認し、
わたしは階段を駆け下りる。
キッチンからはスクランブルエッグの
美味しそうな香りが漂っていて、
わたしは思わず足を止める。
ピンポン、というチャイムの音に、
わたしは我に返り、家主も慌てて玄関に向かう。
彼女が「セールスお断り」のステッカーが貼られたドアを開けた瞬間、
わたしはすかさずドアから飛び出して、
彼の脚にすり寄った。
「おはよう、ミケ」
しゃがんでわたしの頭を撫でる彼に、
わたしは飛び切り甘えた声を出す。
「にゃぁん♪」
彼女になんか渡さないんだ。
彼はわたしのものなんだから。
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