腹話術ってなんだろう??腹話術大行進2022を終えて。
10月
12日
もっと言うと、腹話術の真骨頂って何だろう?
今年のふくわじゅつ大行進は、手品満載で、人形劇的な要素も色濃く出て、楽しい時間になったのですが、「腹話術ならではの面白さ」に、迫れなかった気がしました。
今回ミネフジコ腹話術研究室の受講者さんには「自分が自由に楽しんで表現」することを第一に、構成内容についても自由でした。その自然な結果です。
楽器の演奏技術のように、腹話術は、コツコツ練習してこそ身につけられるものだと思っていますが、腹話術が上手くなりたい人は、自分の表現したいことは何なのか?思いというか、哲学というか、身につけたら何を伝えたいのかを、考えることがカンジンなのではないか?と、自分を振り返っても思いました。
ただ「楽しい時間を作る」と言うだけでは、ある意味言葉が足りなくて、そこに表現者としての自分は何をしたいのか?誰に何を届けたいと願っているのか?よーく考えて、そこから湧き出るものが腹話術で表現できたらいいなあと、思うのです。
同じ楽器でも演奏者によって生み出される世界が全く違うのと同じように、腹話術は人によって作られる世界が違うんです。自然に違ってくるんです。
セリフ、動き、演出……まだまだ研究中です。