ユマニチュード という認知症高齢者ケアがある
10月
8日
ところが!
私の心が振動することが!
ユマニチュード、という、認知症ケアの形を知っていますか?
マグニチュード、じゃありません、ユマニチュード。
その実際の様子を紹介したテレビ番組の、ビデオを見せてもらいました。
フランス人であるジネストさんという大きな男性が、認知症の方々が入院されている病棟を訪ね、ケアを実践し、医療スタッフ向けに研修をするという内容。
白いシャツに真っ赤な吊りズボン、モシャモシャの髪の毛で、明るく暖かな印象のジネストさん。患者さんの視界に遠くから入り、話しかけながら近づいていきます。アイコンタクトしながら、話しかけ患者さんに触れていく.....
単なる陽気で優しい感じのガイジンさんなのか、、、、と思いきや、それまで医療スタッフの言うことを聞こうとしなかった患者さんの表情、動きが変わっていきます。笑ったり、自分からケアを受け入れたり、立ち上がったり。
ユマニチュードは「魔法のケア」と言われるのも分かる気がする変化の様子でした。
ユマニチュードという方法はフランス人のイブ・ジネストさんらが研究し確立させた、ケアの方法。フランスやアメリカでは数年前から取り入れられ、介護施設、医療現場で効果を上げているとのこと。
ジネストさんはもと体育の教師で、介護現場の職員が腰痛になることが多く相談を受けたことがきっかけに、介護医療現場での研究が始まったそうです。
見る、話す、触れる、立つ、などの柱があり、
150種類の基本的な技法が確立されていて、それを組み合わせて行うそうです。
詳しく書かれたサイトを見つけたので、ちょっと覗いて見てください。
http://helpmanjapan.com/article/5140
この日の講義の前半は、認知症に関する基礎知識を学ぶ内容だったので、聴きながら、
「人間の尊厳を大切に、とか、その人らしさを大切にすること。なんて言葉で言っても実際にどう表現すればいいのか、自分に任されるんだなあ〜」と、
漠とした不安があった。けれど、
後半それが一変し、認知症の方に接すること、ケアをすることのイメージが暗く難しいものから、明るいものに変わる、大きな可能性を感じたのでした。
認知症ケアだけでなく、
あらゆる人とのコミュニケーションに置いて、参考になる方法論だと思いました。