ハルのブログ

このホキ美術館の平日はいつ行ってもこんなにガランとしている。初めてこの美術館に行ったのは7年くらい前か？入って直ぐに森本草介の横長の大きな作品に出会い、驚かされたものだ。何に驚いたか、って？「え？これが絵画なの？写真じゃないのネ？」って事に先ず。 この美術館は建築的にも非常に面白い。 原雅幸「Malhamの光る川」2018年。あ～やっぱりこれも原雅幸の作品だ。今日は何故か彼の作品に眼が止まる。雲間から差し込む陽光が草原をスポットライトの様に照らす。それによって画面に時間が生まれる。原雅幸の作品にはこの手法が多い、かな？ 大畑稔浩「気配ー冬」2017年。今日の１点はこれ。冬の冷たい空気感がビリビリと感じた。これが絵画か？って感じ。 山梨備広「墓標」2020年。初めて出会った山梨備広。青年の未来を暗示するのではなく、主題は過去か？面白い構図だね。人は良く描けているけど崖がいまひとつ、かな。しかし山梨備広、注目しておこう。 藤原秀一「砂遊び」2020年。ちょっと気になった作品。しかし、あれ・・誰のなんて言う作品だったけ・・夏の砂浜で女児とパラソルをかざした母親が海を見つめる、その海の上の雲がとても印象的に描けていた、確か応募作品だった。あ～思い出せない、ヘロ。その作品の方が好きだな。 ホキ美術館の建物は、本当にユニークだ。

この独特な建物を前にした瞬間から、心が高まる。 エントランスを行けば更に・・ そお、写実絵画専門のホキ美術館！ ちょっと失礼して、雰囲気を伝えたい。写真を撮ってごめん。 原雅幸「ナローカナルのボート乗り場」2007年。33cmｘ53cmくらいの決して大きな作品ではない。しかし見事な臨場感があった。光の当て具合が原らしい。 原雅幸「薄氷の日」2017年｡　上の作品と同じ場所で10年後。この作品、薄い氷が張っているんだよ！それが見事に表現されていた。 原雅幸「冬のアンジェリカ」2020年。今回の展示作品には2020年制作のもの幾つもあって、新しくて見応えがあった。これもそのひとつ。