ハルのブログ

駐車場から美術館に行くときは雨傘を差した。2時間半後にはご覧の空に。 桜は三分咲き。 駐車場から美術館への道。ず～っと大谷石が敷き詰められている。この広場もイイね。 当然、大谷石を使った建物だ。 レストランに続く廊下。 レストランからの眺め。

大谷資料館から徒歩10分、この世界がある。何年か前に来た事あるぞ、ここ。スキッとした雰囲気がいいな。近所で大谷石加工置物を売るおじいさんに話を聞いた・・・「この観音さんの場所は、おらの子供時代は、山が観音さんの背丈の倍以上あったぞ」って。露天掘りで大谷石が日本中に出荷された訳だ。 昭和29年（開眼は昭和31年）に、戦没者追悼と世界平和を願う、観音菩薩として完成。高さは、88尺8寸8分（27m）。 白い物は、大谷石にしみ出す塩、冬に出るんだって。舐めてみた・・まさしく塩！

みぞれ、あられの降る、天気。スッパッと切り立った岸壁が、すがすがしい。これは全て大谷石を採石した跡。 800円の入場料を払って、地下世界へ降りて行く。 階段踊り場に、突如開けた、この世界。頭の中が、思わず「う！」と鳴る。人間の手で掘り進んだ、地球の空洞だ。 僕の脳裏に最初に浮かんだ、想像図は、アフガニスタンのバーミヤン壁仏。（今はもうない）　そしてエジブトのピラミッド内部（まだ行った事ない）、映画インディージョーンズの世界。 この縦横の筋は、機械採掘のノコギリの跡。 僕の入場は日曜日、朝10時。早くて良かった、この後見物客が増えて、静寂が失われた。ここは静かな世界を味わいたい。平日の10時までがいいな。 現在この地下空間では、映画撮影、コンサート、結婚式などの会場に使われるそうだ。波を打った横の筋は、手掘りの跡。 365日、休まずご苦労様。昭和34年までかような姿で、「手掘り」だったと。