ハルのブログ

このお堂前にいらっしゃった、大正琴をお持ちになったふたりの老人奥様に、ご挨拶をしたら、堂を開けて頂く方法を教えて下さった。それに従い電話をしたら元気の良い声で「今行きますよ、ちょっと待ってて下さいネ」と。 5分もしない内にお堂扉の鍵を開けて下さった、仏様を解説して下さるおじいさまもご一緒に。そして・・・お堂に入った。奥様がリモコンスイッチを操作されると・・・堂内正面扉が左右に開き・・・お～！・・大きい！先ずはその大きさに驚いた。しかも二体の仏様が！ 薬師如来立像。薬師さんというのに薬壺をお持ちになっていないなぁ。 十一面観音。この二体の仏様、昭和25年以前は「国宝」だったが、それ以降は「重要文化財」。しかし解説をして下さった村人のおじいさま・・「私達は国宝だろうと重要文化財だろうと、そんな事はどうでも良いことで、1000年もの間、我々村人が我らの仏様として大切にお守りして今日に至る事が、ずっと誇りです」と仰った。印象的だった。おじいさんのお話、とても良かった。 十一面観音と薬師如来さんのお堂の右手のお堂には、こちらがいらっしゃる。この千手千足観音さん、以前東京上野公園の観音ハウスで拝見した事があった。ニッと笑った観音さん、と思ったら、これは憤怒の相だなんだってね。千足は一刻も早く、そして千手は沢山の民を救う事の出来る観音さまとしてのお姿。 西野薬師堂から西に2km行った所に、この「西野水道」はある。全長220m。1845年完成に西野地区の余呉川からの洪水水害を解消するために、充満寺住職と村人で採掘した。1950年（昭和25年）にそして1980年（昭和60年）に新しい放水路が作られた。 ヘルメット、ゴム長靴、懐中電灯が無人置き場から借りられる。無料。 コウモリが、僕を驚かせる。 コウモリは、羽を拡げると30cmくらい。 これは昭和25年の水道。 今夜は余呉川の余呉湖畔。