恩師の訃報
4月
15日
僕の入学した大学山岳部、旧態依然の山岳部を湯浅先生が社会人山岳会の考え方を取り入れ、極めて異色な大学山岳部に育てて下さった。スピードのある登山、積極的な岩登りを取り入れた登山、海外登山・・・。
人生の終盤を迎えた僕に、恩師、と呼べる人はふたり。高校時代10年歳上の山岳部盤指先輩・・この先輩からは「山登りは一生のもんだよ」を学んだ。そして自然の中で生き延びる基本的な考え方と技だ。
もうひとりは一回り年上の湯浅道男先生だ。インスタントラーメン持参で新婚の湯浅先生宅に週3晩はお邪魔していた。山の事+将来の事、語ってもらった。お酒なしで。
その強い影響で海外登山に大学院進学にも、そして創世記の海外トレッキングの旅行会社就職への紹介も。現在の僕のベースはこのおふたりから。僕は恩師に恵まれた。
湯浅先生の葬儀に間に合わない!ご冥福をこの場から祈ろう。・・・また向こう岸で再会だ。湯浅先生待って下さい。