チューリヒ美術館
8月
27日
朝から「今日一日飛べない天気」、そこでドイツのノンシュバンシュタイン城を見に行くか、チューリヒ美術館に行くか迷った。チューリヒ美術館に決定。
これが「大当たり」チューリヒ美術館、展示作品の多さに驚いた!
入館料は65歳以上シニヤー料金は10フラン、僕はまだ・・15フラン。
先ずはジャコメッティーの作品見学、次が1450年~1600年代の宗教絵画)。そして19世紀の作品、20~21世紀の絵画、特別展(別料金)で現代アート(僕には意味不明なので入場せず)。
ジャコメッティーの沢山の作品を右から左から後ろから、ふ~む、と意味不明ながらも感心しながら観てまわった。特に感心したのは蝋石の上に立てられた5cmくらいの縫い針のような裸婦立像。
次は宗教絵画・・・これは精密に描かれた事と、現在ほど画材が充分でない時代に描かれた事には感心するが、キリスト教の意味を知らないから感心がわかない。
そして階段を登って近代の絵画たちの前に立って、驚いた!なんとその点数と作品のすばらしさに!
有名な画家の絵が・・セガンチーヌ、シスレ、セザンヌ、マネ、モネ、ピカソ、ゴッホ、ゴーギャン、マティス・・・わ~すご!これらの絵が「ここから近寄ってはいけません」のロープなし、「あなたの良識の範囲でど~ゾ」と言わんばかりに展示されている!
これらの絵画が3点も日本にやってくれば、行列の中で鑑賞することになる事間違いなし。
沢山の入場者がいるはずなのに、入場者の多さを一切感じない、ゆったり心ゆくまで一つの絵の前で鑑賞出来るゆとり。
チューリヒ美術館を出た後、街角の近代的なレストランでイタリア料理を戴き、リマット川沿いに散歩をし、マティスのステンドグラスを観て、落胆し、旧市街地の石畳をそぞろ歩いて満足した。
雨降りで仕方なくやってきたチューリヒ美術館、なんかとっても得した気分でアッペンツェルに戻った。
パラ飛行とは別な意味で、充実した一日でした、ホント!