wink
10月
29日
mの態度にいちいち左右されないようになってきたなと思うこの頃。一昨日（月曜日）の彼女は何か面白くないことでもあったのだろう、ピリピリしていて、こちらから話しかけても無視、或いは全く耳に入っていない風だった。わたしは、mood swingの激しいひとなんだな、くらいな気持ちで接していたのだが、とにかくこまめに話しかけて気持ちをほぐそうとしている（？）同僚のsが気の毒になるほど、mはだんまりを決め込んでいた。知らん顔しときゃぁいいのになぁ・・・と思うのだが、sの性質はそれが出来ないのかも。わたしの場合、自分の気持ちがのらなければ話しかけることも億劫なので、あのような態度のときにはそっとしとくのが一番、こちらにも好都合、と、距離をとるのだけれど。
まぁそういうワケで、さて昨日はどうかな・・と思いながら出勤。mの態度は軟化していた。あら良かった。BFとの仲がうまく復活したのかも！？なーんて野暮な考えはおいといて。カリカリしていないひととの仕事はやりやすい。良かった良かった。とは言ってもこちらから余計なことは言わんのだけどね。
昨日はapple wedgesがメニューになっていて、大量のりんごを洗ってから6等分にカットする。カットするマシンがあることはあるのだが、芯を取り除くのに手間がかかるし、カットした後にslutionにしばらく浸して変色を防ぐ。あと、洗う前に、ひとつひとつのりんごに付いているシールもはずさなければならない。だから時間がかかるのだ。
それをわたしとsとでやっていた。わたしがカット、sがシールをはがす。普段はひとりですべてをこなさなければならないのだけれど、前の日で他のメニュー分はやってしまっておいたので、ふたりがかりで出来てラッキーだった。
りんごの数を確認するとき、mが作成しておいた帳簿を参考にする。某小学校分の数がいつもよりめっちゃ多い。あれ？これ間違いか？そう思ってよくよく見たのだが、やはり多い。最初の数（serving）とりんごの数ともマッチ。たぶんこの小学校はりんごの売れ行きがいいのね。そう思い、作業に取り掛かった。後になってからもカットしながらその数は気になったのだが、sがダブルチェックしてくれていたし、時間がなかったのでそのままにしておいた。まぁ大丈夫だろう、と。
L小学校へ派遣され、ランチの準備をしているとき、eから電話が来た。例の小学校のりんごの数が多いんだけど、といった内容。ぎくっとした。が、数の確認は再三したのだ、と開き直る。190で4pansと答えておいた。eはOKと、特に何も言わずに電話を切った。
1時、CHに戻り、mのところへ行く。mはいつもどおり片付けの最中だったのだが、わたしが「何かすることは？」と訊くと、"Yeah,I have to beat you up,after this!"と言う。えええええ？？？まさか、あの、りんごのこと？？？
わたしが驚いていると、彼女は振り向いてにっこりと笑い、冗談よとばかりにウィンクをした。
ウィンク？？？
しかも、その振り向いた彼女の笑顔がドキリとするくらいに綺麗だったからびっくり。なんなんだ、自分！
結局、りんごの数は正しかったらしい。ただ、ひとつのpanにどれくらいの量を入れたかということを確認したかったそう。なんだーーー驚いた。そう説明するmの態度のやわらかいことよ。ちゅうか、自然な振る舞い？何、こういう態度、初めてじゃないの？？？
と、素直に喜ぶ自分に笑った。単純。
winkって、あんまりしないけど、考えてみると子供たちにはするかも。うちの夫はよくする。アメリカ人は慣れているのかな？
余談だけれど、日本語でいうウィンカーはこっちでは通用しない。blinkを使って blinkerと言う。似たようなもんだけど、違う。
さーて、今日はDの学校だ！！！
