The Lord of the Rings
3月
31日
春休みにThe Lord of the Rings を見た。
一度も見たことがない、と言ったわたしのために、職場の同僚がDVDを貸してくれたのだ。しかも、extended editionという長いやつの3本セット。なんか知らんが立派な箱に入っていた。
もちろん、わたしから頼んだ訳ではない。
どうしても見て欲しい、お願いだから見て。騙されたと思って見て。と、懇願された。mはHarry Potterが好きなんだから絶対に気に入る!とも言われた。というか、見たことないなんて信じられない!なんでだ???と、詰め寄られた。
自分でもよくわからない。機を逸したのだと思う。例の、Avatarと同じ。気になった時には既にかなり有名になっていて、世の流れに逆らう天邪鬼になったのだろう。それと、上映時間の長さもネックだった。3時間とか?本腰入れて取りかからねばならない長さ。だから、TVで放映されてたときにも見ようともしなかった。
春休み中に見なくても良いから。返すのはいつでも良いから。と、言われた。彼は押しが強いのだ。まぁせっかくDVDセットを持って来てくれたのに無下に断るのもなぁ、、、と、持ち帰ることになった。彼は嬉しそうに言った。
ー見たら、アン(仮名)の言うことが良くわかると思うよ。アンはThe Lord of the Ringsに関わることをいつも言うから。
これにはちょっと心を動かされた。なるほど、そういうことってある。ならば見てみようではないの。
春休み後半。まずThe Fellowship of the Ringを見た。DVDの良いところは、必要時に停止して何か用をたすことが出来る、ということだ。なので、気楽な感じで見始めた。しばらくはShireの意味がわからなかったり、Gandalfがどうしてhobbit達にあんなに歓迎されるんだろう?と、不思議に思ったりもしたが、見ていくうちにだんだんと物語にどっぷり浸かった。extended editionだったせいか?DVDはpart1とpart2に分かれていて、うひゃー、1日ではとても無理。結局、何日かかけて、The Two Towersまでを見ることになった。
春休み明け。
最後のThe Return of the Kingを見ていないから返すのはその後になる、と伝えると、彼はキラキラした目で、どうだった?どう思った?良かった?どう???と、訊く。わたしは、最高に気に入った。hobbitになりたい。と、言った。それを聞いていたアンは、誰もがみんなhobbitになりたいと思ってる!!と、笑った。
先週末。
最後まで見終わった。
犬たちが心配するくらい、大泣きだった。
最後は胸が締めつけられた。でも、良いエンディングだと思った。
DVDセットを返し、同僚と感想を言い合った。彼がふいに
I can't carry it for you, but I can carry you!
と、SamがFrodoを担ぐ場面を再現したので、そこでおいおいと号泣する自分を再現して見せた。いやはや、こんな映画を20年もの間、見逃していたなんて。
映画と原作は若干違うらしい。
「指輪物語」は学校の図書室にも置いてあったと思うのだが、なぜか読んだことがなかった。不思議だ。
日本語版の本は次に帰国するときまで待つとして、とりあえず英語版でも読むかな、と思ったり。無理かな?