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Tai: Diary

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スタンダード

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04年位の話。シアトルの美術館でフリーダ・カーロという画家の展覧会がありました。メキシコの女流画家で、自身を題材にして絵を描きます。日本でも同タイプの方がいらっしゃいますが、多分前者が前身でしょう。

たまたま行った時のイベントで、趣味ではなく、しかもまさか女性だとは思いませんでした。その後に日本でも展覧会があったのか、NHKで特集が組まれたり、漫画の題材になっていました。

このケースでは、当時からか昔からだったのか、著名な画家という事になりますが、他のイベントや美術館で、まず日本での展覧会はなさそうな絵画を多く観ました。所謂「世界的名画」ではなかったり、ヨーロッパへは出回っていても、日本には入っていない、等が理由ですが、その土地特有の色があり、興味深かったように思います。

その時まで、そんな事を考えもしなかったなぁと思いました。要するに、国内で観られるものが、凡そのスタンダードだと思っていたという事なのですが、それではスタンダードとは何だろう?とも考えさせられました。例えば、シアトル先住民(インディアン)の見事な意装束にしても、(商売っ気が強いように思いますが)それまで全く知りませんでした。これが東になると、また品が変わってくるのでしょう。

絵に限らず、他のジャンルにも言えるでしょう。例えば或る流通業。日本に入って来ていない商品をイチ早く販売する。アンテナは高くないと…という自戒でもあります。
#concept

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2008-01-14 09:39

Taiさんへ


映画ファンは『フリーダ』で、自由奔放な性格がよく表現されていたので、ご存知の方が多いのではと思います。

技巧的な絵ではないので、心の奥の感情を読み取る必要があり、疲れる構成なのは、いがめないでしょうね。

確かに、昔は海外の知られていないデザインなど盗み放題の時代がありました。
しばらく経ってから、「これは、あれのパクリだな」と気づくのです。
昨今のように、情報社会になりますと、そうもいかないみたいですね。
かくいう私も学生時代は『Domus』などを丸善で購入してきて、課題の参考にした経験があります。
今はその丸善も、神戸からは消えてしまいましたが・・・。

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Tai
Taiさんからコメント
投稿日 2008-01-17 21:07

ファルコンさん


映画のほうは未見ですが、03年ですので、こちらのほうが早かったんですね。

昔、父から粟津潔という方のデザイン集を頂きましたが、当時の傾向というか、横尾忠則など何かしら似たようなものを感じます。

グラフィックデザインに関しては、日本にその概念が入ってきた頃は外国のものから引用するしかなかったのかも知れませんね。

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