経済・文化部会報告 2011年10月
10月
3日
ボーイング工場見学ツアー
経済・文化部会理事 辻 宣市 JAMCO America, Inc.
待ちに待ったドリームライナー(ボーイング787)の最初の顧客である全日空への引渡しを翌日に控えた9/25(日)、経済文化部会の9月のイベントであるボーイング社エバレット工場見学とセミナーが行なわれました。春秋会の会員および日本語補習校のご父兄や子供たちを含めて総勢39名の出席と、多くの方々の関心が高まっている中でのイベントでした。
工場見学に関しては、巨大なハンガーの中で航空機が何台も並んで組み立てられる様子を見て驚嘆の声を上げられていた方もおられたようです。また、最新型航空機ドリームライナーを目の前で見ることもでき、非常に興味深い工場見学となりました。工場見学の後、Future of Flightの会議室を借りて、今見てきた航空機に関する興味深い話を聞くことが出来ました。
最新型のドリームライナーは、胴体を含め多くの部分が炭素繊維の新素材で作られていて、軽くてより強い胴体になっているとのこと。このため、客室の気圧を保つことが出来るので気圧の変化で耳が痛くなったりすることもないし、胴体の内側につく水滴によるさびを心配しなくていいので、空気を乾燥させる必要も無くなり、肌が乾くこともないといったことも知ることができました。またこのドリームライナーに、これほど多くの日本で作られているものが使われていることを知り、「日本はたいしたものだ。」と感じられた方も多くおられたのではないでしょうか。
さらに、航空機の内装品に関する話では、航空機のトイレや食べ物や飲み物が用意されるギャレー(厨房設備)またコックピットの中やドアなどに関するトリビアな話が扱われました。今度飛行機に乗ったら見てみようと思われた方もおられたことでしょう。
最後に、今回のイベントにご協力いただいた方々、 Future of Flightの関係者の皆様に感謝をお伝えしたいと思います。